自分の好きな事や大切にしている事を通じて、身の周りの皆さんを楽しくさせたり幸せに出来るだなんて、とても素敵な事だと思います
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
「日本いけばな芸術特別企画 in 大阪・関西万博」の展示を昨日で終える事ができてホッとしています。
今回のいけばな展では、光風流の先生方や友人の皆さんが入場予約を取れない中、頑張って予約をしてわざわざ万博にいけばな展を見にお越しくださいました。本当にありがたかったし嬉しかったです。
そんな中で思ったのです。いけばなって自分の好きな事や大切にしている事を通じて、身の周りに居る皆さんを楽しくさせたり幸せに出来るとても素敵な存在だなぁと。
なので今日は、そんなことについてブログを書きたいと思います。
「いけばな」って人を幸せにするものです
いけばなって人を幸せにする存在です。それは次に挙げるいくつかの事例を見るだけでも明白です。
お花って人を笑顔にします。
だってお花を見て、イライラする!気分が悪くなる!!なんて人は、まずおられないと思います。
お花を見れば、ホッとしたり気持ちが安らいだりします。気持ちが休まればお顔も緩みますよね。お顔が緩むという事は笑顔になっているって事です。そして笑顔になっている時って幸福感がありますよね。
いけばなって会話のきっかけになります。
「今日のお花はどう?」とか「このお花なんて名前?」のように、ご主人や奥様との会話のきっかけになります。お子さまとなら「一緒に生けてみようか?」とかって会話や、今までにない関わりのきっかけになります。これって、家族で会話が多くなったり、話題が豊富になるってことは、幸福を感じていただく事が出来ているって事に他ならないと思います。
いけばなが生けられていると、そこに人が集います。
来客が有ったり、みんなが集った時に「写真でも撮ろうか?」って事になったら、「このお花の横で」って人が集まる場になりますよね。
みんなで出掛けるきっかけになります。
今回の「日本いけばな芸術特別企画 in 大阪・関西万博」も、「万博に行こうとは思っていなかったけれど家元が作品を展示しているし、みんなにも一緒に行こうと誘われたから見に来た」って方もおられ、行動のキッカケになってもいます。
生(なま)のお花は、陽の気を出すので、飾っている場やお部屋やお家が、陽の気で満たされます。
陽の気で満たされるって事は、幸せな事が起こりやすくなるって事にもつながります。(ちなみに、造花は玄関とかに飾っちゃダメですよ!造花は陰の気を集めるものですから。)
いま思いつく事をパッパッって挙げただけでも、こんなに出てきます。
自分の好きな事や大切にしている事を通じて、身の周りの皆さんを幸せに出来るだなんて、とても素敵だと思いませんか
みなさん、仲の良いお友達や、ご家族、ご親戚など大切な方が居られますよね。そういう大切な方に幸せになって頂きたいですよね。楽しくなってもらいたいと思いますよね。
大きな幸せや大きな楽しみは差し上げる事が出来ないとしても、こういう日常の中での何でもないような幸せや小さな楽しさを、自分の身の周りの皆さんに感じていただく事が出来るようにするのは、私たちいけばなをしている者にとっては、とっても簡単な事なんです。
だって何か特別な事をする必要はなく、今している事がそのまま身の周りの皆さんに幸せや楽しさを感じて頂くことが出来ているのですから。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。