今に不平不満を言うよりも、その中にある楽しい事を見つけ出して遊んだ方が絶対に人生を楽しめます
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日も寒いですね。昨日は寒いうえに風も強いしで、事務所で暖房をかけていても、いつになく「寒っ!!」って感じでした。
さて一昨日に「光風流新年賀詞之会」を開催したことは、私のブログをお読みくださっている皆さんはご承知の通りかと思います。そんな中、ご来賓でお越しくださった福崎町長の尾崎吉晴様が祝辞の中で、私のブログの中で記憶に残っているものの1つに、「いまに不平不満を言っても仕方がない」があるとお話してくださいました。
いやぁ、私がウダウダと書いているブログをお読みくださっているって本当に恐縮しましたし、そのうえ書いている内容を覚えてくださっているだなんて、本当に有難い事だと思いました。
なので今日は、今に不平不満を言わずに楽しまないと勿体ないという事について、ブログを書きたいと思います。
今ある状況が気に入らないと、いくら不平不満を言っても何一つ変わらない
これはいけばな的な視点になるかと思いますが、私達は作品を作るときに花物や枝物や葉物と呼ばれる植物を素材にします。そしてこれらの植物は枝ぶりや咲き方など千差万別ですし、手元に届いた時に自分が思うような物はまずありません。ま、そりゃ仕方ないですよね。花や枝や葉なんて自然の物なんですから、自分の思う様な物が届く事なんてまずありません。
なので私たちがいけばな作品を作り上げるための一番最初に行う事は、今目の前にある材料を良い悪いではなく、一旦マルっと受け入れる事から始まります。
だって不平不満をいくら言っても、目の前にある材料が変わることは絶対にないのですから。
これは、今日の気温が低く風が強い事も同じです。気温が低いっていくら文句を言っても、風が強いっていくら言っても、状況はまるっきり変わらないですよね。なのでまずは、今自分の身の回りにある状況を受け入れてしまう事が次のステップに進むためには大切だという事です。
マルっと受け入れると、自分ならではの楽しさを見つけることが出来る
では今日の寒さをマルっと受け入れたら次に何をするかというと、寒さを楽しむ事です。
寒さを楽しむって聞くと、はぁ?って思われる方もあると思います。(笑)
私がここで言いたいのは、寒さを我慢してとかって事ではなく、季節を楽しむというか天候を楽しむというか、冬は寒さを楽しむ。夏には暑さを楽しむ。もっと言うならば今ある状況を楽しむっていうように、楽しみを見つけるっていう事です。
ちなみに私は先ほど、ホットコーヒーを飲もうと思って淹れたのですが、そこにこの冬初めてココナッツオイルをプラスしてみました。いや~美味しかったです。
これって寒いからこその感覚だと思うのです。寒いから暖かい飲み物が欲しいと思いますし、より身体を温めることが出来る様にコーヒーにウイスキーを加えるのも有りなのですが、このあと教室でお稽古もありますので「久しぶりにココナッツオイルを入れてみるか」って、寒いからこそ行なうことが出来たのです。
自然を敬い、畏れ、大切にするからこそ、楽しむことが出来るのです
ちなみにこの考え方って、日本人独特のものになります。そして何故この様な考え方が出来るのかと言いますと、それは日本人が古来より、全てのものに精霊が宿るという考え方を中心にした民族だからです。
ちなみにここでいう全ての物とは地球上のありとあらゆるものという事で、台所には台所の神様、トイレにはトイレの神様、言葉には言霊、道端の木々や石ひとつにまで、敬いと畏れをもって大切にし、力でねじ伏せる考え方ではなく、共存する考え方をするという事です。
なので四季の中でも、冬には寒い事や雪が降ったことを苦にするのではなく、その雪を見ながらお酒を飲んで雪見酒とシャレこんだり、夏には夏用の座布団を使ったり、簾のようになった建具を使ったり、打ち水をしたりと、夏の暑い時だからこそ夏の暑さを楽しむとともに、その中で涼を見い出したりと言うように、その季節ならではの楽しみを作り生活を豊かなものにしてきたのです。
季節の暑い寒いだけではなく、お仕事やご家庭など、今、自分の周りにある環境や起こっている事柄が自分の好みや思っているものと違っていたり意にそぐわないからと言う事で不平不満を言うのではなく、その全てを一旦マルっと受け入れ、そのうえでそこにある特長を見つけ出したり、楽しみを見つ出したりすることこそが、人生を楽しいものにしてゆく第一歩だと思うのです。
ちなみにこの考え方って、西洋の有名企業がコロナの頃からこぞって取り入れている「マインドフルネス」が正にそうであり、世界がやっと日本に追いついてきたって事だなぁと思い、ちょっとニンヤリしています。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。






