世の中には偏った情報がその大半です。だからこそ信頼に足る情報を適切に伝えてくださる人は信頼されるのです

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日私は、兵庫県知事選挙の不在者投票に行ってきました。私はいけばなに携わっており、その意味において兵庫県の文化を大切にしてくださる方に当選していただきたいと思い、一票を投じさせていただきました。
ちなみに前知事は文化に全く興味がなく、何なら根絶やしにするような行動を知事在任中になさって来られましたし、他の候補者を応援するために立候補されている人なんて論外ですし、大阪のこれまでを見ていると、維新の会に関連する人は文化を大切にしてくださらないのは明白です。あっ、共産党はその存在自体が私にとってはアウトです。

と、不在者投票からの帰り道に、情報が正しく公平に伝わる事の難しさという事について思ったので、今日はそんなことについてブログを書きたいと思います。

人の周りには偏った情報しか届いていません

今、世の中は「情報に溢れている」というような表現がなされています。テレビ、ラジオ、新聞という既存のメディア、インターネットを中心とした、FacebookやX、Instagram、ブログ、YouTubeなどネット環境によりメディアで情報が溢れているというよりも洪水になっているといわれています。がしかし、本当にすべての情報が自分の身の回りに届き、溢れかえっているのでしょうか。
これ実は、ものすごく偏った情報しか自分の周りに届いていないのが実情なんです。

例えばテレビやラジオや新聞というメディアは、自分たちにとって都合の良い情報しか流していません。それは新聞に掲載されている事などを見比べれば明白ですよね。右寄りの記事を書く新聞社、左寄りの記事を書く新聞社、その両方があります。なのでテレビやラジオや新聞が公正な情報を流しているなんて真っ赤な嘘でしかありません。

スマホやパソコンを持っていると世界中の情報が手に入っていると思うのは、大間違いです

ちなみにネット環境なんて、もっともっと偏った情報しか表示されません。それはネットを見ている人の好みに合わせた表示が行なわれる様にネット自体のシステムが構築されているからです。
DIYに興味のある方のネットには、DIYに関する情報は様々なモノが表示されます、工具に関するもの、大工作業や左官作業、クロス貼りや中古物件情報などなど。がしかしその方のネット上に、和歌に関する記事が上がってくることはありません。それは何故なら先に書いたように、それぞれの人に合わせた最適化された情報が表示されているからです。

先に書いた知事選の情報も同じです。すべての候補者の情報が等しくそして正しく表示なんてされていません。
例えば一度でもネットで検索したことがある候補者の情報は、放っていても次々にスマホやパソコン上に表示されてきます。がしかし、自分が興味の無い候補者の情報は、もし仮に画面に表示されても見ないので、スマホやパソコンがこの人にこの情報は興味を持ってもらえないと判断して、表示されなくなってしまうのです。

なのでネットは世界とつながっているという表現がされますが、実はそんなのは大きな間違いで、ネットはあなたが興味のあることしか表示しないようになっているのです。

偏った情報からは、どんなに頑張っても正しい判断は出来ない

この偏った情報って、ネットやマスコミだけの話ではありません。私たちの日常が、まさにそういう危険な状態の中に存在しているのです。
私たちが生きているこの世界は、色々な組織やグループが存在することによって成立しています。小さくは家族から始まり、ご近所、仲良しグループや、趣味の集まり、村や町、市、県、国と言うように大小さまざまなです。そんな中で、様々な情報がやり取りされているのですが、この情報も実は偏見や利己や主観にまみれたものがほとんどなのです。
こんな話を聞いたっていう噂話。なんの裏付けも取らずに信頼している話。勝手に想像していっているだけの話。面白おかしく尾鰭を付けた話。世の中に流れている情報なんて、こんなものが大半を占めているのです。

誤った情報から正しい判断はできません。誤った情報をいくら積み上げても本当の姿は見えてこないのです。

情報を正しく伝える。情報を適切に伝える。情報を大切にする事が信頼の第一歩

光風流の役員の中にも、情報を正しく伝えてくださらない類の人が居られます。会議を開催して決めているのに、いつの間にやら勝手に自分の思うように決定事項を変えて他の人に伝えてしまう人。いま起こっている事や状況を正しく伝えることをせずに、状況をもっと悪くしてしまう人。
ま、そういう方は、何度も同じことを繰り返されているので、その都度注意はしますが、こちらとしては「あ~またか。。」って感じで残念チャン扱いさせていただくしかなく、それはすなわち、周りの役員の仲間から日々信頼を失っていっているってことに他ならないんですけどね。ま、小さな子供じゃなく60歳も超えたようないい年なんですから、そういう人は自業自得ってことです。

情報を正しく伝える。情報を適切に伝える。情報を大切にする。これって人間の信頼の根幹なのかなぁと、そんなことを思った1日でした。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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