オンラインがいくら発展しても、その場所に行かないと分からない事やその人と会わなければ伝わらない事があります

こんばんは、内藤正風です。

昨日から今日にかけて愛知県に行ってきました。打ち合わせやお手伝いに行ってきましたので、現地に到着後から今日のお昼までびっしりのスケジュールで、やっと先ほど本部いけばな教室に戻ってきたところです。

オンラインがいくら発展しても、現地に行き人と会わないと分からなかったり伝わらない事がある

昨年からのコロナ禍で、オンラインによる会議やお仕事や飲み会など一気に注目を浴び、今では日常として普通の事になっています。
時間や距離を超えて様々なことが出来るようになったというのは、素晴らしい事だと思います。おかげで私たちの可能性や出来る事が一気に増えたのですから。

私自身昨日は、お昼間には作業をしながら光風流本部いけばな教室で開催されている会議にオンラインで参加し、夜には食事をしながらの打合せに参加しながらzoom会議に参加するという、オンラインの普及のお陰で ”鬼のようなスケジュール” をこなすことが出来ました。

そんな生活を送れば送るほど感じるていることが私にはあります。それは、実際にその場に行くことの大切さや、実際にその人と会う事の大切さです。

オンラインは時間や距離を超越させてくれる魔法のツールかもしれません。しかし、その場所に行って初めて感じることが出来る匂いや空気感、質感や存在感というようなものは、目で見て鼻で匂って肌で感じることが不可欠だと思います。
どんなにオンラインの技術が発展し整ったとは言え、まだまだ現状では実際にその場に行ったり実際に相手と出会った事に完全に置き換わることが出来るものではないと思います。
ええ、まだまだリアルとリアルの足りないところを埋める補助的なモノであると共に代用なのだと思います。

その場所に行かなければ知ることが出来ないものが、日本にはまだまだあります

コロナ禍で旅行に行くことが出来ない人のために、バーチャル旅行を企画された旅行社もあったりしています。
たしかに有名な観光地や食べ物などはバーチャルで代用することが出来るのですが、地元に密着した地元の人にとっては日常だけれどその他の人にとっては、初めて目にしたり耳にしたり口にしたりするものもまだまだ日本には沢山あります。

今回のお出掛けでも、今までに知らなかった現地ならではの名物を知ることが出来ました。

愛知県の地元飯の「どてめし」

名古屋の名物の様に紹介されていますが、実は名古屋だけではないんですよね。昨日訪れた豊橋市でも地元飯として愛されています。
味噌で煮込んだホルモンがご飯の上に載っているどんぶりなんですが、美味しかったです。
今回初めて知りました。

後これもそこに行かなければ口に入らない「あんかけスパゲティー」

豊橋市を訪れたらかなりの高確率で、このあんかけスパゲティーのお店「スパゲッ亭チャオ」に行ってあんかけスパを食べています。今のところ確率100%で食べに行っています。(笑)

このあんかけスパはレトルトでも売られていてお家でも食べることが出来るのですが、動画の様に熱々に焼かれた鉄板で出されてくるのはお店に行かなければ絶対に自宅では作れないし口に入らないので、やっぱりお店に行きたくなるんです。

ネットが発展したり流通が発展したことによって、日本中の大概のものがお家にいながらお取り寄せをすることが出来ます。
しかし、その場所に行かなければ感じることが出来ない事も沢山あるのです。
足を運ぶという事の大切さ、実際に会うという事の大切さ、そしてそれらの事によって得ることが出来る魅力や価値。
今回の出張では、改めてそういうことを感じ意識する機会になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。