久し振りにオンラインで講習会を行って思った、その有益性とこれからの可能性について
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
日曜日の講習会では久し振りにオンライン受講を希望される人があり行なったのですが、「やっぱりいいなぁ」という感想を持ったので、そのことについて今日は取り上げたいと思います。
コロナによって行う様になったオンラインによる講習会
私どもでは、2020年のコロナ禍に突入後すぐからオンラインの環境を整えました。3月の役員会では役員の皆さん方にzoomのアプリを強制的にスマホに入れていただき、4月以降の特に緊急事態宣言が発出されてからは、オンラインによる役員会、オンラインによる教室、オンラインによるイベントなどを行なう様にしました。
最初は分からないことだらけで試行錯誤というか暗闇での手探り状態でしたが、まあやっていれば何とかなるもので、光風流の様々な動きがリアルでできない状態のときにはオンラインに置き換えながら、コロナ禍を乗り越えることができました。
その様な中で光風流で開催している講習会も、家元主催、各地の支部主催、そのすべてをオンラインで開催するように致しましたので、結果としてコロナ禍以降1回の中止もなく行なうことができましたし、この時に培った経験は、コロナが2類から5類になった今も日頃の中で役立てることができ、この日曜日に「体調が悪いので皆さんのおられる会場に行くのははばかられるので、オンラインで受講します」という方があり、対応させていただくことができたのも、本当によかったなぁと思います。
オンラインを用いた事で、体調が悪い時に無理をしなくてよくなった
私どもの講習会には、オンラインを用いた2つの手法を導入しています。一つはオンライン受講、もう一つは動画受講です。
オンライン受講と言いますのは、オンラインという手法を用いて自宅や離れた場所から講習会を受講していただくものになります。なので、風邪気味で他の方へうつしてはいけないのでご自宅でパソコンやスマホを通じて講習会を受講するというような場合や、旅行や出張で離れたところに行っているが、講習会の時間は手が空いているので講習会を受講するというような場合などに役立てていただくことができる方法になります。
そして動画受講というのは、講習会を動画撮影して別の日時にその動画を見ながら講習を受講していただくというものになります。
なので少し熱っぽいけど講習会に無理してでも行かないといけないとか、地域の行事やお仕事などがあって講習を受講することができないというような場合にも、別の日や時間に動画を見ながら講習会を受講していただくことができるようになりました。
出席か欠席かという「0」か「100」かという選択ではなくなった
これまでの講習会は、「出席」「欠席」という0か100かという選択肢しかありませんでした。しかしながらオンラインという手法を取り入れることによって、出席か欠席か、あるいはオンライン受講で同時刻に離れた場所から受講するか、動画受講で後日に動画を見ながら受講をするかという風に選択肢が増えるようになりました。
確かに会場でリアルタイムで講習を受講するよりも、オンライン受講や動画受講は不自由であったり不便な場面があるのは事実です。しかしながら、欠席になってまるっきりの「0」という状態ではなく、何かしらの学びを得ていただくことが出来るのも事実だと思います。
なので私が開催している講習会では、受講されている皆さんに欠席という「0」を選択していただく場合が少なくなるように、オンライン受講や動画受講という機会も大切にしてゆきたいと思っています。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。