時代や価値観が大きく移り変わっている中で、これまでと全く同じ事をしていたのでは生き残ることは出来ない

こんにちは、内藤正風です。
今日は移動しながらのブログアップです。とはいえ、♫運転手は君だ~♪同乗は僕だ~♫なので、こんなことさせてもらえるのですけれどね。

運転有難う~っす。

これは何が昨年と変わっていますか?

今年に入ってから、何かあるたびに自問自答していることがあります。それは、「今しているコレは、昨年までと何がどう変わっているか?」という事です。

昨年からのコロナ禍で、昨年1年を一言で表すと「とにかく生き残る」で精いっぱいだったと思います。
新型コロナウイルスという正体のよくわからない感染症。緊急事態宣言という初めての体験。世界的な大流行。とにかく何から何までが初体験でモミクチャにされた1年間でした。
そしてそんな1年を経験して迎えた今年を一言で表すと「変革」だと思うのです。
人の心、価値観、社会環境、何もかもが一昨年とは変わってしまったという事です。

あらゆるものが変わっているのに、これまでと全く同じことをしていては、生き残ることは出来ない

人の心、価値観、社会環境、何もかもが一昨年とは変わってしまっているのに、これまでと同じ事が通用するはずがありませんよね。そんなことは誰が考えてもスグに分かる事です。

たとえば、マスクをするのがスタンダードになっているしマナーになっていると言っても過言ではないと思います。なのにそのマスクをしたうえでの人々の行動パターンや課題に対応せずにいたのでは、確実に生き残ることは出来ません。
ソーシャルディスタンスを取ることが普通になり、人々が持つ空間に対する感覚がこれまでとは全く変わってしまっているのに、以前の様に無駄な空間を排除するような考え方をしていたのでは、人々から黙殺あるいは抹殺されてしまいます。

すなわち、これまでにしていた事と何か変わったところがある状態が普通だという事なのです。
逆に言うと、何も変化していなかったり、どこにも進化した要素が無いならば、未来は無いという事なのです。

変わればよいものではないが、変わってゆかなければ未来は無い

誤解があってはいけないのであえて書き加えておきますと、何でもとにかく変わっていれば良いという事ではありません。
変わっていればよいのなら、パンツを頭からかぶって歩けばいいし、マスクをせずに生活をしていれば変わっています。しかしそういうことを言っているのではありません。

人の心、価値観、社会環境、などが変わったことによって、今必要とされている変革や進化は何かという事です。
いま人々が求めているものに近づくために変化する、未来に生き残りをかけて少しでも進化してゆくという考え方をして、大小に関係なく出来る事を行なうという事です。

検証を常に行ない、変えてゆく

今年、光風流で行なっていることは全て、「どこがこれまでとは変わっているか」そして「その変化は未来に向けた取り組みか」ということを常に私は見ているし検証しています。
どんな小さなことでも良い、どんなにしょうもない事でも良い、新しい要素を取り入れ未来に向けた挑戦を行ない、それが結果としてうまく行かなかったとしても、データを集めノウハウとすることは出来るのです。

うまく行ったとかうまく行かなかったとかって言うのはただの結果でしかありません。そんなもの予想通りになる事もならない事もあるのが普通なんですから。
そんな事よりも、このデータとノウハウを得ることが出来たことにこそ価値があり、それを元にしてまた新たな取り組みを行ない、前に進んでゆくことが出来るのです。

「今しているコレは、昨年までと何がどう変わっているか?」、これからも自問自答し続けたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。