コロナによって言葉の意味まで変わってきているのを見て感じた、時代の変化が3倍にも4倍にもなっているという事
こんにちは、内藤正風です。
今日は「講師研究会」をオンラインで開催しています。
講師研究会というのは、私ども光風流の各地にある支部において開催している講習会に講師として指導に当たって頂いている先生方の研究会になります。
各地の講習会において行なう内容の打合せ、講師の先生方自身のさらなるレベルアップ、そして昨年からはオンラインでの講習会の開催についての研究なども行なっています。
コロナによって言葉の意味も変ってきています
私ども光風流では昨年の4月以降、講習会や研究会などをオンラインで開催する機会が増えています。
緊急事態宣言下においては国や都道府県から不要不急の外出を控えるようにとなっていますので、オンラインで開催しているのはもちろんの事ですが、それぞれの地域によって感染者数が増加傾向にあるときなども、支部ごとの判断によりオンラインで開催する事によって感染拡大の防止に努めてもいます。
そんな中で、年度替わりになるこの時期には、講習会や研究会では1年間無欠席、かつ、1年間の遅刻と早退の合計が10分以内の方には「皆勤賞」をお渡ししているのですが、この皆勤賞の準備をしながらふと思ったことがあります。
それは「あれ??言葉の意味が変わってきてない?」ってことです。
皆勤賞って休まずにちゃんと来られた方にお渡しする賞ですよね。
ちなみにウイキペデイア先生によると、皆勤の意味は以下の通り書かれています。
皆勤賞は、主に学校、会社、もしくは何かしら継続している労働・作業などを1日も欠席せずに登校・出勤した者を対象とする。転じてそれをもらった者、大会などに毎回参加している者のことを言う。
登校、出勤、ですよね。
本来皆勤賞とは、移動をしてその場所に行きその催しに参加しているという事を指す言葉だったのですが、これオンラインになると、登校も出勤もしていない。。。けれどそんな中で参加しているってことになってきますので、登校や出勤という言葉の定義がこの1年間で変わったという事になります。
言葉は時代と共に移り変わってゆく
古くより、言葉は常に変化してきています。
○○でござる。なんて言わないですね。カタカナ言葉は年々増えて行っています。一般によく言われる「ら抜き言葉」や「若者言葉」などもそうですよね。
そんな「言葉は時代と共に変化してゆく」という事が、今、まさに自分自身の目の前で起こっているという事を感じています。
大げさな言い方になるかもしれませんが、私の目の前で ”時代が動いている!” という感じです。
コロナで時代の変化が3倍にも4倍にもなっている
昨年より「コロナで時代が変化する」と言われておりますが、私はコロナで時代の進むスピードが何倍も早くなっているという風に思っています。
たとえばリモートワークやオンラインでのセミナーなど、今までに無かったものが生まれたのではなく、今までに1部で行なわれていてこれから何年もかけて広まってゆき一般的に使われるようになるであろうろう状態だったものが、この1年ほどの間に数年分の発展をしたことなどいい例だと思います。
世の中の仕組みや技術、そして言葉にいたるまで、これからもどんどん移り変わってゆくのだろうなと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。