いけばな留学に来られている生徒さんが、どうしても一時帰国しないといけなくなった中でわかった、いま国境を超えるという事のたいへんさ
目次
こんばんは、内藤正風です。
少しずつ日が短くなってきましたね。ちょっと前なら7時はまだ普通に明るかったのに、今は7時は結構薄暗くなってきました。
秋に確実に近づいていっているのが分かります。
中国からいけばな留学してこられていた生徒さんが急遽帰国されました
一昨年からいけばな留学に来られていた生徒さんが、数日前に急遽帰国されました。
えっ?こんなときに??って思われますよね。
なぜこんな時に一時帰国されたのかというと、お母様が危篤状態になられているので、とにかく一時帰国をされたのです。
そんななかで、いま日中の国境をまたぐという事がどういうことなのかについて、私がお聞きしている情報をブログで取り上げさせていただきます。
飛行機代が無茶苦茶な値段
まず基本的に観光とかで中国に行くことは出来ません。
いま日本から中国に行かれているのは、中国国籍をお持ちの方が日本から中国に帰国という形になります。
そして飛行機も通常とは違って、かなり便が限定されたものになります。
まあこれは飛行機自体飛んでいないのですから仕方ないですね。
そんな飛行機ですが、チケットが無茶苦茶な値段です。
今回帰国されるのに払われた値段は30万円弱だそうです。
往復ではありませんよ。片道でこの値段です。
いままでならお正月とかのような特別に高い時でなければビジネスクラスでも往復14~15万円くらいなのですが、エコノミークラスで片道30万円弱は驚愕のプライスです。
PCR検査は不要
中国に帰国するときには、PCR検査は不要だそうです。
日本での検査はしなくても中国に帰国することが出来ますし、中国についてからの検査も無いそうです。
まあ全員強制的に2週間隔離されるのですから、中国での検査は不要ですよね。
飛行機に乗るのも一苦労
そして飛行機に乗るのもとても大変です。
何がどうたいへんなのかは次の写真を見ればお分かりいただけると思います。
これ航空会社からの指令だそうです。
こんなの暑くて死んでしまいそうですが、数時間はこれで我慢しないといけないそうなんです。
中国についたら2週間の隔離
そして中国に到着したら、そのまま空港の近くのホテルに移されて、2週間の隔離を終えてからでなければ、国内の移動は全くできないそうです。
食事は部屋の前にテーブルが置かれていて、そこまで運んでこられるそうです。そして食事が部屋の前に置かれたら部屋のチャイムが鳴らされるので受け取りに行って食べるそうで、1日3食このスタイルになっているそうです。
部屋の前にある食事を置くテーブル。向かいの部屋にはテーブルの上に食事が置かれているのが見えますね。
食事はこんな感じで、使い捨ての弁当箱に入って届けられます。ちなみにあまり美味しくないそうです。
スマホがあるので外部との連絡は自由に出来ます
ホテルの部屋から出ることは出来ませんが外部との連絡は自由にすることが出来ますので、中国国内での連絡や日本との連絡も行なうことが出来ます。
しかし、朝から晩まで部屋でじっとしていないといけないので、とにかく暇だと言われています。
自由に世界の国々に行くことが出来るのは本当に幸せな事だと思います
この生徒さんはまだあと約10日間、この生活を続けないといけません。
お母さんに合うためなので仕方ない事なのですが、いま国境を超えるってこんなにも大変な事なんだなぁという事を、目の当たりにしています。
そしてこれは海外の移動の事だけではなく、コロナに感染したかもしれないという状態になった場合に家であろうとホテルであろうと2週間の隔離状態になるというのは、かなりストレスがある事なんだなぁとも改めて思いました。
これまで海外に行くのに特に日本人はビザがいらない国も多く気軽に手軽に行くことが出来ていました。
それが普通の状態でしたが、今こういう状況を見ていると、本当に恵まれていたのだなぁと思いますし、1日も早く世界の国々に行くことが出来るようになってほしいなと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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