いけばなの家元が提案する、マンションやアパートの玄関にも飾る事が出来る「シンプル門松」で、あなたのお家や会社やお店に幸せを引き込みませんか

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日の光風流本部いけばな教室は朝から、お正月のお花のお稽古を行なっています。当然なんですけれど、クリスマスが終わったら一気にお正月に一直線って感じです。

置く場所がなくても飾れる「門松」

さてそんな中、皆さんはお正月の準備は進んでいますでしょうか。
先日書いたブログ「来年を良い年にしたいと思われる方は"松"を是非とも飾ってお正月を迎えるようにしてください」で松の事を取り上げましたが、みなさんは門松を飾られていますか?

そんなの玄関前に置く場所なんて無い!って思われたあなた。そんなものにお金なんて掛けることできないよ!って思われたあなた。
それは門松の意味について、ちゃんと理解されていないからそうなっちゃうのをご存じでしょうか。

そもそも門松は、新年を迎えるにあたって新しい歳神様に来て頂くための目印なんです。

前段でご案内させて頂いたブログの中でも書いたように、松は神様にお越しいただくための言うなればランドマーク(目印)なんです。
なので門松は、会社が儲かっているから経費使うのに飾ろう。門松無いとお正月っぽくないし。。正月には飾る決まりだから、よくわかんないけど飾ってる。。。って事で飾っているものではないのです(笑)

皆さんが一般的に目にされる「門松」、あれはかなり装飾的要素がプラスされています。
例えば、難を福に転じる「南天」、規則正しく節を重ねてまっすぐに伸びる「竹」などなど、確かに祝意はありますが、門松に絶対に無くてはならないものではないのです。

門松に絶対に無くてはならないもの。。。それは「松」です。なので、こんな門松を玄関に飾ってみてはいかがでしょうか。

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どうですか?
この玄関かなり立派なつくりなんですが、それでも全然存在感として負けていませんし、逆にオシャレだと思いませんか?

シンプル門松

この門松に必要なのは、枝松(えだまつ)1本、奉書(ほうしょ)1枚、水引(みずひき)2本、たったこれだけです。
このままマンションやアパートの玄関でも、バッチリOKです。

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「門松」とはすなわち、玄関先に松を飾って年神様の目印にして頂くって事なんですから、これで十分役割を果たすのです。
なので
熨斗(のし)の形に折った奉書を枝松に付けて、水引を宝結びにしてかけるだけでOKで、あとは玄関先に掛けるか貼りつけるかすれば完成です。

ご家族の安寧や飛躍を希望される方。会社やお店の発展を願われる方。最近お正月っぽくないなぁって思われているあなた。玄関の空間が無いから、門松なんてうちじゃ飾れない。って思われているあなた。
たったこれだけの事を年末にしておくだけで、とっても素敵な空間を作れますし、歳徳神もあなたのお家にちゃんと来てくださいますので、来年はあなたやご家族にとってとっても素敵な年になること間違いなしです。

あっ、ちなみに「このシンプル門松を飾りたいけど、どうしたら良いか解らん!奉書の折り方なんて知らないよ~!水引なんて結べない~!」って方には、私が作って出来上がったものをお届けすることも可能ですので遠慮なくお声がけください。

親の姿を見て子供は育ちます

労りの心を持ちなさい!気遣いができるようになりなさい!!っていくらガミガミ言っても、たぶん子供さんには伝わらないですよね。そんな事を10回20回と言うよりも、門松を立ててそういうお話を聞かせてあげると、一発で伝わるのではないかと思いますし、毎年門松を立てているお父様やお母様の姿をご覧になっていれば、そう言うことの大切さも自然にお子様に伝わるのではないかと思います。

目の前で繰り広げられている行為は、植物に例えるならばただの枝葉でしかありません。枝葉に注視するのではなく、その幹や根っこの部分に意識を向けるようにすれば物事の本質が見えるようになってくるでしょうし、本質に近付く事が出来るということは物事を深く理解する事が出来るようになるという事だと思います。

伝統=古臭くて堅苦しくて面倒くさい。って決めてしまうと、そこから先には視野が広がる事はありません。物事の本質を理解し「真理」に近付く事が出来れば、今まで無意味に見えていたものの価値が見えるようになると思います。

シンプル門松、是非お勧めします。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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