”いけばな” には十人十色の楽しみ方があり、そのすべてが正解なのです

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

私ども光風流では昨日の日曜日より、令和6年度の講習会が各地の支部においてスタートいたしました。
毎月開催している講習会だからこそ、こういう年度初めや年度末というような節目を大切にしないとただのダラダラと継続しているものになってしまうので、ちゃんと意識することが重要だと思っています。

「いけばな」は、決まった形にお花を生けるものではありません

「いけばな」って聞くと、”型” とか、”きまり” などというような”決まった通りに生けないといけない”というようなイメージが強いですが、実はそんなことはないんです。
確かに ”型” とか、”きまり” はあります。しかしそれはお花をもっと楽しんでもらうことが出来るように存在しているものであって、縛り付けたり制限したりするものではないのです。

では ”いけばな” で一番大切であり目指しているものは何かというと、「お花を楽しむ」という事です。 
お花を生けることを楽しむ。お花のある生活を楽しむ。お花からの学びで豊かな人生を楽しむ。お花による美を楽しむ。
そのために”いけばな”は存在しているし、その学びを役立てることが出来るのです。

いけばなの楽しみ方に"不正解"は存在しません

いけばなの楽しみ方は千差万別、10人いれば10通り、100人いれば100通りの楽しみ方があっていいと思いますし、そういうものだと私は思っています。
なので、いけばなの古来からの決まりに従って生けるのが楽しいという方もおられますし、自分なりにイメージしたものをお花を使って形にして楽しむという方もおられ、そしてそのどの方法が正しくてどれが間違っているという事ではなく、全てが正解だという事です。
つまりまずは、自分が楽しいと思える「いけばなとの向き合い方」をすればよいのです。

上手下手は二の次で良い。楽しむことが何より1番大切なのです

お花を生けるって本当に楽しいです。だって自分の手で自分の好むイメージを形にすることができるのですから。
1本でもお花がお部屋にあれば凄くリッチな気分になる事ができます。お花の香りっていくら嗅いでいても飽きないですし、邪魔にならないです。
お花を通じて知り合った仲間は、世代、性別、職業を超えて、刺激を与えあう事ができる存在です。そしてお花からの学びは家庭やお仕事で役立つものがとても多いです。

挙げればキリが無いですが、とにかく1つハッキリと言えるのは、上手下手は二の次でいいんです。いけばなのある生活を自分なりに楽しむことが、まずは1番なんですから。

上手に生けたいって思うならばお稽古すれば良いんです。熱心にお稽古されている人が上手で、サボりがちな人はそれなりなのが当然なんです。それをお稽古もしていないのに上手に生けないといけないなんて思う必要ないんです。

自分なりの楽しみ方を満喫する。それこそがいけばなの原点だと私は思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。