「いけばな」 < 「懇親会」 < 「楽しくて素敵なメンバー」 そんないけばな教室です
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
私は日頃いけばな教室を開催させて頂いています。って、いまさら言わなくても皆さんご存じだとは思いますが(笑)
そんな中、昨日は教室の後に有志で懇親会に行ってきました。
やっぱり大好きな仲間で一緒に食事をするって、楽しいですよね。
何を食べるかも大切だけど、誰と食べるかがもっと重要
昨日の懇親会は、3~4か月くらい前のお稽古の時に生徒さんの1人が、「今回行ったお店に前に行った事があるんだけれど良かったですよ」っていう何気ない話がスタートになり、じゃあ今度一緒に行きましょう!って盛り上がったことがキッカケになっています。
そんな中でふと思ったことがあります。それは、今回の食事に行く話も、そのお店やメニューがお話のキッカケにはなっていますが、結局はこの教室のメンバーだからこの話が盛り上がったのだし、実行することになったのだと。つまりそれは、何を食べるかも重要ですが、それ以上に「誰と食べるか」がもっと重要だという事なんですよね。つまり「食事の内容」よりも「メンバー」が重要という事なんですよね。
食事の内容 < 楽しくて素敵なメンバー
今回の懇親会に行ったメンバーの皆さんとは、このように一緒に食事をする機会って、初めてではありません。つい先日には貴船にご一緒しましたし、その前には夏季セミナー後の特別講師を囲む会でもご一緒させて頂きました。
こんなにご一緒させていただいているのに、話題が全然尽きないんです。これってすごい事だと思うのです。
人間の話題ってある程度限られていると思います。だって話題って、その人の経験したことやその人が興味を持っていること以上には広がらないのですから。
なのにほぼ毎週のようにお出会いして色々なお話をしているのに、同じお話をさせて頂くことなく話題が尽きないだなんて、どんなに豊かな人生経験と、どんなに幅広い色々な事に興味を持っているのかって事なんですから。
そんな皆さんと一緒に過ごすことが出来るだなんて、本当に幸せだなぁと思いますし、食事の内容も大切ですが、それ以上に一緒にいるメンバーによって、こんなに楽しくて素晴らしい時間になるのだという事、つまり、「食事の内容 < 楽しくて素敵なメンバー」と言う事を改めて痛感する機会になりました。
いけばな < 懇親会 < 楽しくて素敵なメンバー
「いけばな」ってそれ自身の魅力はとても大きなものです。これは、私は声を大にしてハッキリと申し上げることが出来ます。だって私の人生をこんなにも楽しく魅力的なものにしてくれているのは、「いけばな」のお陰に他ならないからです。
とはいえ、えてして「いけばな」って聞くと特別なモノとか、日常と離れたところにあるように考えられている方が多いのも事実です。しかしこれも大きな間違いであって、「いけばな」は私たちの日常や非日常の両方に存在しているからこそ、お花をもとにした幸せ物語が生まれ、そこに価値があるのです。
友達や仲間と共有する体験や時間。その中から生まれてくる刺激や学び。同じ体験を通じた仲間って、格別な存在になりますし特別なつながりが生まれ結びつきがドンドン深くなってきます。
なので「いけばな」の魅力よりは、食事をするなど「みんなと一緒に過ごす時間」の方がお花を生ける行為以上に魅力的であり、そしてそれは「楽しくて素敵なメンバー」と一緒だからこそ、生み出すことが出来るのだと思うのです。
という事はつまり、「いけばな」 < 「懇親会」 < 「楽しくて素敵なメンバー」という構図であり、そして、この「楽しくて素敵なメンバー」がいるからこそ、「いけばな」がより一層楽しくなるのだと思うのです。
って事で、今回も楽しかったです!!
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。