良いモノを知るという事は贅沢ではなく本質を学ぶという事であり、学習は人間にだけ許された贅沢なのです
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こんにちは、内藤正風です。
今日も寒いですね。天気予報を見ていると明日からは暖かくなるようで、この時期は気温が高いだけで気分もウキウキしますしテンションも上がり、得した気分になりますよね。
値段の高いモノには理由がある
先日、テーブルの上で使う自由雲台付きの小型の三脚とスマホを固定するホルダーを購入しました。
持っていなかったわけではなく、これまでは100均で買ったものを使っていたのですが、安定感がイマイチでコケたりしていたので、今回ネットで検索して使い勝手なども含めたレビューを参考にしながら選定して購入したのです。
いや~、ムッチャ使い勝手が良くて安定感や安心感は抜群だし、買ってよかったです。
事務作業をしながらスマホで必要な情報を表示したり、毎日配信している「内藤正風のちょっとネタRadio」の収録をしたり、動画の撮影をしたりと、ストレスなく行うことが出来て大活躍です。
ちなみに三脚が5,980円、そしてホルダーが2,299円と値段は100均とは天と地ですが、それだけの価値はあります。
操作性、素材、利便性、安定感などとても素晴らしく、こういうことを実際に感じると、良いものはそれなりの価格だという事に納得をします。
良いモノを知るのは、学習であり経験であり自分を豊かにすること
たとえばお肉ですとA5ランクのものから、格安なオーストラリアンビーフのようなものまであります。
ちなみに私はA5ランクやA4ランクの一般に言われるサシの入ったお肉を沢山食べると下痢をしちゃいます。逆にそうではないお肉ならうつむけない程まで食べてもそんな事にはなりません。(笑)
良いお肉は確かに美味しいです。しかしだからと言って良いお肉を毎日食べたいとは私は思わないです。
そしてもう1つ、A5ランクのお肉を家で食べたいとも思わないです。だってお家で食べてもそこまで美味しく感じる事は無いと思うのです。
なぜならそれはお店の雰囲気であったり使われている食器などまで含めて、初めて楽しいものになるのであって、いうなれば家のご飯には家の良さ、焼肉屋には焼き肉屋の良さ、レストランにはレストランの良さがあるという事です。
なので私は「良いモノを知る」という事は、学習であり経験であり自分を豊かにすることだと思っています。
良いモノを知るという事は贅沢ではなく、選択肢を広げるという事
私は「良いモノを知る」という事と、「贅沢をする」という事は全く別の事だと思っています。
たとえばお肉であっても、時と場合によって何を取捨選択するかという事が大切です。しかしその何を選ぶかという時に選択できるのは、自分の経験からしか生まれてこないのです。
友達とわいわい気軽に盛り上がりたいとき、ご家族のお祝いをしたい時、子供さんが結婚されるにあたり相手のご両親と初めて顔を合わせて食事をするとき、それぞれに相応しい場やメニューが必要ですよね。
そんな何を選ぶかという時に色々なものを知っているほうが選択肢が広がるし、より良いものを選ぶことが出来るという事なのです。
本質を学ぶためには高級品から学ぶのが一番の近道
全ての事には本質があります。その本質を知ることが出来るか否かで、人生を豊かにする学びとなるかそしてその人の厚みになるかどうかが変わってきます。
たとえば懐石料理ですが、3,000円のモノを食べる時と30,000円のモノを食べる時には意識が全く違ってくると思うのです。
3,000円のモノを食べる時には普段の食事と同じような意識で食べてしまうのではないでしょうか。しかし30,000円の場合には料理の1つ1つを目で見て鼻で匂い口で味わうのではないでしょうか。あるいは食器やお部屋の調度品、そしてお庭まで目が向いてゆくと思います。
お茶碗ひとつでもそうです。
100均で買ってきたお茶碗を扱う時と100万円のお茶碗を扱う時とでは、全く意識が違うと思います。運び方、よそおい方、洗い方や手入れの仕方など、100万円の茶碗を扱ったら一気に身に付きます。
これはいけばなの器や道具にも同じことが言えますね。
マナーや作法は単に決まりで面倒くさい存在ではなく、こういう本質を大切にするために定められているものであり、いうなれば本質が所作や形になってあらわれているということなのです。
あっ、誤解の内容に書き加えておきますが、高額なものが良くて低価なものが駄目って言っているのではありませんよ。低価なものにも素晴らしいものは沢山あります。お金が沢山必要だと否が応でも力が入るという事です。
本質を知るという学習は、人間にだけ許された贅沢なのです
物事の根幹に近づいたり知ったりするのは、学習です。そしてこの学習とは贅沢なのです。
たとえば高等教育を受けようと思ったら、高校に進もうと大学に進もうと金額は別にして時間とお金が必ず必要になります。すなわち時間とお金を費やす学習とは贅沢にほかなりません。
そしてこの贅沢を行なうことが出来るのは、地球上で人間だけなのです。
この様に人間だけに許された学習という贅沢をしっかりと行ない、自分の人生を豊かにしないとモッタイナイですよね。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。