講習会に1年間無欠席だった方に皆勤賞をお渡しながら思った「継続することの価値」と「継続に一足飛びは無い」という事

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

3月は学校は卒業式や終業式、官公庁は年度末という風に、色んな所で節目の時期になります。そんな中代表的なのは道路工事が多いですが、近年はあまり見かけなかったのに今年はあちらこちらで行なわれていて、渋滞渋滞また渋滞という体験を久しぶりにしています。
株価が高いレベルだったり、ベースアップが高い水準での回答が出ていたり、公共事業であちらもこちらも年度末に道路工事をしていたりと、私の知らないところで景気が良くなってきたという事なのでしょうか。

3月は光風流で開催している講習会の年度末です

3月は年度末って事でお忙しくされておられる方も多いと思います。私ども光風流では3月だから特別に忙しいというわけではありませんが、1年単位で定例で開催している講習会が4月から始まり3月で年度末になるので、各地の支部で開催している講習会が令和5年度最後の月となっています。
私が開催している幹部の先生方や未来の幹部候補の先生方を対象とした講習会も本日年度末を迎え、皆勤賞をお渡しさせて頂きました。

家元で開催している講習会や研修会の皆勤賞はちょっと厳しいですよー。ただ毎回来ていればそれでよいって事ではありません。無欠席は言うまでもなく、その上1年間の遅刻と早退の合計が10分以内の方のみに皆勤として皆勤賞をお渡しさせていただいております。
ちなみに令和5年度に皆勤された方は4名という厳しさです。

続けるという事

私は毎年この3月には”続けるという事の大変さ”を肌で感じさせて頂いています。

4月に年度がスタートするときには全ての皆さんが、今年は休まないぞー!!!って思ってスタートを切られているのです。
しかし、お仕事の都合や、ご家庭の用事、近隣の用事や、お子さま関係の事など、1年のうちには色々な事が重なってきます。なにせ講習会は日曜日の開催ですから、皆さん最大の調整をして講習会に参加しようとしても、それが叶わない。。。。。そして欠席という事に繋がっているのです。

「続ける」って聞くと、一見とても簡単な事のように見えます。だってとにかく続けるだけなんですから。けれど、この続けるという事が何よりも一番難しい。
そんな中で1年間スケジュールを調整して講習会を休まずにお越しくださるだなんて、快挙です!快挙!!!

続けるという事に一足飛びは無い

1年間休まない!あるいは続ける!!っていう事に一足飛びはありません。ええ、1年先のゴールをいくらみていても仕方がないんです。
じゃあどうすればよいのかというと、目の前の事をとにかく1つづつ片付けクリアしてゆく、講習会で言うならば、毎月毎月とにかく休まず遅刻せず早退しないということを積み重ねてゆくしかないのです。

こういう話の時にいつも例に出しますが、私はブログを毎日書き始めて丸10年と3カ月半になります。これなども正にそうで、最初書き始める時にどう思っていたかというと、「毎日ブログを書いてアップするぞ!」って、たったこれだけです。
そして書き始めたらどう思っていたかというと、「三日坊主だけは恥ずかしいからなんとか避けよう」って。その次には「3日は続いたけど4日や5日で途切れちゃうのもかなり恥ずかしいから、1週間とにかく書こう。」そのまた次には「もう1週間頑張って続けよう。」って風に、とにかく1日1日を積み重ねて今日まで続けてくることが出来ました。
これたぶん、一番最初に10年間続けないといけないなんて思っていたら、スタートすら切ることができていなかったと思います。

1年間無欠席とか、10年間毎日ブログを書いているっていうのは、ただの結果でしかない

1年間無欠席とか10年以上毎日ブログをアップしているなんて言うのは、毎日毎日積み重ねてきたことの現れでしかないのです。そうです。ただの結果です。

その時その時にしっかりと前を向いて歩みを進めてゆく。一歩が無理な時には半歩でもいい、なんなら0.1歩でもいい。とにかく毎日積み重ねてゆくという事に専念する。
そしてとにかく言い訳は無し。出来ない理由はいくらでも作る事が出来ます。なので、とにかくどうしたら出来るのかをひたすら考えて行動する。秘訣と言えるのはこれだけしかないと私は思うのです。

そんな事を久しぶりに思った1日でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。