「すし」を表す漢字「鮨」「寿司」「鮓」の意味の違いと使い分け方を、簡単に覚えることが出来る方法をご紹介します

こんばんは、内藤正風です。

今日は節分ですね。
節分の事や節分のお花については先日のブログで書かせて頂きましたので今日は省きますが、もし興味がありましたら下をクリックしてご覧になってみてください。
日本いけばな懇話会のFacebookページに私の作品が掲載されました。皆さんも「節分のお花」を簡単に生けてみませんか

節分と言えば「恵方巻」ですね

私が中年になるまでは聞いたことが無かったのですが、最近は「節分」と言えば「恵方巻」ですね。その意味では「豆まき」「鬼」「恵方巻」が平成節分の三種の神器ですね。
あっ、三種の神器っていっても若い世代の方には何のことやらわからないかもしれませんね。気になった方はググってみてください。(笑)

そんな「恵方巻」ですが、数年前には少しでも沢山販売するために従業員に無理矢理に買い取らせた問題や、売れ残った恵方巻の廃棄問題とかがニュースになったりして、ある意味での「恵方巻バブル」のピークを迎えたのかなと思います。

鮨・寿司・鮓ってなにが違うのか

ところで「すし」って、色んな漢字を見かけませんか?パソコンで「すし」と入力すると「寿司」「鮨」「鮓」の文字が表示されます。

この3つの表現は全部意味があって使い分けがされています。しかしそんなものは今の時代ググればいくらでも出てきますのでここでは書きません。なので興味がある人は勝手にググってください。

ではこれから何を書こうとしているのかというと、内藤なりの「寿司」「鮨」「鮓」の使い分けと歴史についての解釈です。

内藤的「寿司」「鮨」「鮓」の使い分けと歴史

まず「すし」の一番原点は「なれずし」というのは有名ですよね。「なれずし」とは魚をお米のご飯と塩で漬け込んで発酵させたもので、この時代に「鮓」の文字が使われていました。
この「なれずし」は元々中国から伝わってきたものなので、日頃わたしたちが目にすることのない「鮓」の文字を用いると覚えています。

そしてそこから時代が進んで、魚を生で美味しく食べさせることが出来るようになって、魚が旨く食べることが出来る料理という事で「鮨」の文字が使われるようになり、「すし」に魚以外の素材も使われるようになった江戸時代以降に縁起も担いで「寿司」の文字が使われるようになったという覚え方を私はしています。

なので古い順から新しい順に並べると、鮓 → 鮨 → 寿司 の順になるという事です。

今夜は美味しく巻き寿司を頂きます

ちなみに陰陽道で今年の福徳を司る歳徳神の居られる方向は「南南東」になり、これが今年の恵方になります。
それでは私は毎年の事ですが、節分の今夜は太巻きを丸かぶりせずに、食べやすい大きさに切って美味しいお酒と共に満喫させて頂こうと思います。

いただきます!!!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。