光風流カレンダー2月の作品は「日本昔話 浦島太郎」をテーマにした作品です

こんにちは、内藤正風です。

今日から2月になりましたね。早いなぁ。。。緊急事態宣言が発令される~から、発令された!!って言っていたら2月に入りました
1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」って言葉の様に、2月が緊急事態宣言下でゴソゴソしているうちに終わっちゃわないように、意識して色んな事をしないといけないですね。

今年の光風流のカレンダーは、1年を日本昔話で綴っています

光風流では毎年カレンダーを発行し、皆さんに楽しんで頂くと共にご好評をいただいています。
そんな私どものカレンダーの特徴は、毎年テーマを設けて1年12カ月をいけばなで表現していることです。

そして今年、令和3年のカレンダーでは「日本昔話」をテーマにして1年間を表現し彩っています。
ちなみに今月の作品は「浦島太郎」です。
そうです!竜宮城に行って夢の様な時間を過ごし、お土産に玉手箱をもらって帰ってきて開けたら。。。。って言うあの物語です。

2月の光風流カレンダーの作品

ってことで、2月の「光風流カレンダーの作品」を紹介させて頂きます。

◇作者
今村 佳甫

◇物語
浦島太郎

◇花材
タニワタリ、アネモネ、サンゴミズキ、スイートピー、レースフラワー、カスミソウ

◇花態
盛花 現代花

◇花器
手文庫

◇敷板
砂利

この作品を生けた今村佳甫さんから、作品についての一言

2月のテーマは「浦島太郎」です。この作品は、浦島太郎が竜宮城から地上の世界に帰ってきて、玉手箱を開けたところ楽しかった竜宮城の光景が幻のように現れたところを表現しています。

カスミソウやレースフラワーが ”玉手箱から出て来た煙” 、サンゴミズキが ”竜宮城の柱”、タニワタリが ”コンブやワカメ”、スイートピーやラナンキュラスなどがで”海中を泳ぐ魚だったり乙姫様の衣装がひるがえるさま”を現わしています。

竜宮城の世界は地上とは違って非現実的で夢のように美しいところなので、そういう世界観を表現する材料選びに苦心しましたが、ファンタジーな世界をお楽しみください。

今村佳甫さんの、光風流カレンダー 生け込み&撮影風景

スタジオで写真撮影のためにカレンダーの作品を制作されている今村佳甫さんの様子もご紹介させて頂きます。
音が出ますのでボリュームにはご注意くださいね。

お手数でなければ「チャンネル登録」や「高評価」していただければ嬉しいです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。