年末年始はお花が必ず欲しいシーズンだと思います。なぜならクリスマスもお正月も人を幸せにするためにあるのですから

こんにちは内藤正風です。
今日は神戸の教室に移動するバスの中でブログを書いています。

普段はお花の材料とかもあるので、教室に行くときには車で移動するのが中心になりますが、何か用事等あるときにはバスで移動することもあります。
ちなみに今日は神戸の教室の皆さんで忘年会をすることになっているので、車を外しての移動になっています。

これからのシーズンはは年末年始のイベントが目白押しです

これからのシーズンは、「クリスマス」そして「お正月」とイベントが目白押しです。
子供たちにとっては、冬休みがありプレゼントをもらったりお年玉をもらったりで、1年で1番大切なシーズンかもしれません。(笑)

そんな12月と1月には、お花は欠かせない存在なのをご存知でしょうか?

お花はその場の空気を作ります

お花って、お部屋にちょっとあるだけで、その空間を作り出します。
たとえば"ポインセチア"が飾ってあると、そのお部屋がクリスマスの空気感になります。
あるいは"松"とか"洋蘭"とかが飾ってあると、一気にお正月の空気感になりますよね。

お花は一輪や二輪ではとても小さな存在です。
しかしその小さな存在であるお花から出ているオーラは、とても大きな力があり、そのお部屋の空気感を支配するほどの存在感があるのです。

お花は人々を幸せにします

お花を見たら、多くの方が笑顔になったり気持ちが安らいだりします。
中には、お花を見ても何も感じない人やイライラしちゃう人もあるかもしれませんが、まあ大概の方が笑顔になったり気持ちが安らいだりするのではないかと思います。

クリスマスやお正月って、家族や友達などが集まって楽しむ会ですよね。すなわち笑顔になる機会なのですから、お花を飾るって事はこの場に相応しいことに他ならないんです。

そう、幸せ感をより大きくするための存在なんです。

お花はその場の格式を高めてくれます

お花はその場の格式を表すものでもあります。

たとえばホテルを考えてください。
思いっきり安物の寝るだけの様なビジネスホテルには、どこにも生のお花などありません。
そして少しランクが上がってシティーホテルの様なところでは、フロントに生のお花が飾られています。
もう少しランクが上がると、各フロアーのエレベーターホールや廊下などにお花が生けられています。
そして最高ランクになると、お部屋にもお花が生けて飾られています。

この様に「お花」はその場の格式を表すものであり、格式を高めてくれる存在でもあるのです。

綺麗に生けようとしなくていいのです

お花と聞くと、ついつい「綺麗に生けないと」と思ってしまいがちですが、決してそんな事はありません。

一輪や一枝を挿しておけば、それで十分なんです!!
綺麗に生けようとしなくても、お花自体が綺麗なんです。美しいのです。

そこにお花があるだけで、空気感を生み出したりみんなを笑顔にしてくれる存在、それがお花なんです。

是非これからの季節、お花を飾って幸せな時間をご家族や友達と過ごしていただきたいと思います。

今週の米田病院のお花

いつも玄関花を飾り、患者の皆さんやスタッフのみなさんにお楽しみいただいています今週の米田病院のお花はこんな感じです。

花材・・・スカシユリ、オキナスギ、オンシジューム
花器・・・変形水盤

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。