いけばなには「相応の心得」という考え方が有るので、お家で生けるお花だけではなく陸上自衛隊青野原駐屯地新春互礼会の”迎え花”にも対応できるのです
目次
こんばんは。内藤正風です。
今日は陸上自衛隊の青野原駐屯地に行ってきました。
入隊じゃないですよ。(笑)
自衛隊の採用の年齢の上限が引き上げられたのご存知ですか
入隊と言えば、採用の上限の年齢が昨年の10月から32歳に引き上げられたそうですね。元々は26歳でしたから一気に6歳広げられたんです。
こんな事を書いても関係ない人が多いので「ふぅぅ~~ん、だから?」って感じかもしれませんね。
ちなみに定年も1歳引き上げられたそうで、これから段階的に引き上げられていくそうです。今日、自衛官の方と話していて教えてくださいました。
人手不足の理由は色々あるでしょうが、自衛隊も人手不足なんだなぁって思いました。
自衛隊も5年後10年後には、危険な作業や同じ作業の繰り返しのような事はAIに代わっているのかも。。。
私が今日行った陸上自衛隊の青野原駐屯地は、地対空ミサイルを主に装備した第8高射特科群と呼ばれる隊なんですが、こういうミサイル関連の部隊って自動運転や遠隔操作の技術がもっともっと進歩していったら、もしかしたら5年後とか10年後には人間はほとんど必要なくなっちゃうかもしれませんね。
そうなっちゃうと、なんかSF映画の世界です。
さてさて話しを元に戻して、ちなみに自衛隊って定年ムッチャ早いんですよ。階級によって違ってきますが一番早い人は53歳です。
53ですよ、53。
ええ、私はと~~っくに定年です。。。(笑)
お花を生けてきました
わたしが今日、青野原駐屯地に行ったのは、お花を生けに行ってきたのです。
何のお花を生けてきたのかと言いますと、明日、平成31年度青野原駐屯地新春互礼会が催されるのですが、その会場の入り口でお客様をお迎えする「迎え花」を生けてきたのです。
この新春互礼会は駐屯地にある体育館を会場に催されますので、ものすごく天上も高く広い建物になります。
なので小さな作品を生けていても「えっ、そんなのあったの??」って事になりかねませんので、作品の枝の一番高い部分が床から4mくらいある作品を生けてきました。
「いけばな」と聞くと、小さな水盤にお花をチョロッと挿しているイメージを連想される人が多いのですが、そんな事はないんです。
いや確かに、小さな水盤にお花をチョロッと挿している作品もあります。ってか一般のお家の中ではそれが普通です。しかし、「いけばな」の作品はお家の中だけではなく、ホテルのロビーのお花や式典などの舞台のお花、屋外で展示する作品やコンサートホールなどの舞台装飾など色々な場面があります。
いけばなにある「相応の心得」
”いけばな”には「相応の心得」と言う教えがあります。簡単に言うならば「ふさわしくしましょう」という事です。
器の大きさにあわせてバランスよくお花を生けましょう、というのも相応の心得です。
慶事や弔事などをはじめとする、その機会に合せたお花を生けましょう、というのも相応の心得です。
和室や洋室など、その場所にあわせてお花を生けましょう、というのも相応の心得です。
その場の主役なのか脇役なのかを考えてお花を生けましょう、というのも相応の心得です。
「相応の心得」の考え方って、そのままお仕事にあてはめて役立てる事が出来ますし、家庭にあてはめて指針とする事も出来るものなんですよ。
新春互礼会にどんなお花を生けたのかは、明日ご紹介させて頂きます
なので今回は体育館、新春互礼会と言うおめでたい場、陸上自衛隊青野原駐屯地主催のイベント、駐屯地の司令が代わられて初めての互礼会、というような事を考えて作品の大きさ、材料の取り合わせ、作品の構成などを決めさせて頂きました。
どんな作品にさせて頂いたのかは、明日が新春互礼会の本番ですので、互礼会で皆さんにご覧いただいてからご紹介させて頂きますね〜。
Coming Soon!! Stay tuned!!!
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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