節分になぜ恵方巻を食べるのか。その由来に関西が大きく関わっていた可能性があるのをご存知ですか
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おはようございます。内藤正風です。
今日は光風流の役員会から1日がスタートしています。
皆さんムッチャ真剣に色んなことを相談してくださっています。ええ、私以外はー(笑)
今日は節分ですね。今夜は豆撒きをして恵方巻を食べられる方も多い事と思います。そして小さなお子さんのおられる世のお父さん方、鬼の担当お疲れ様ですーー!
平成30年(2018年)の恵方
さて恵方巻を食べる時の今年の恵方は「南南東」です。
この恵方っていうのは、その年の吉方として定められているもので、恵方巻のために決まっているものではないんですよ。
暦にこのように方位の吉凶として記載されているのです。(写真が上下反対になっているのは、北が上になる様に表示させて頂いているので、見にくかったらゴメンナサイね)
恵方巻のはじまりってご存知ですか?
恵方巻きと言う風習(風習と言えるのかなぁ?(笑))は、そもそも日本の古くからの伝統ではないってご存知ですか。
実はこの「恵方巻」と言う言葉自体も、2000年頃くらいからコンビニが言い始めた事で呼ばれるようになった呼称で、それまでは ”節分の巻き寿司” とか ”丸かぶり寿司” とかって呼ばれていたように思います。
そしてこの太巻(巻き寿司)を切らずに1本丸まま食べるという風習も、関西から始まったもののようです。だって「丸かぶり寿司」の”かぶり”という言葉は関西の方言の”かぶりつく”ですもんね。
ちなみに太巻きを切らずに1本丸まま食べるのは、江戸末期から明治初期の頃に大阪の商売人が節分に商売繁盛を祈願して行っていたという説や、花街で縁起担ぎのお遊びとして、遊女が贔屓の旦那さんの一物(男性器)に見立てた太巻きを丸かぶりしていたと言う説や、諸説かなりあるようです。
しかしいずれの説も、古来から「恵方巻」が風習として伝わっていて、恵方巻を行うと縁起がいいとか願い事が叶うとか幸せになれるっていう根拠になるものでは無いようです。。。残念。
お寿司と海苔の業界や関連のある業界のために、節分には太巻を食べましょうー!!
そんな中で記録にちゃんと残っていてハッキリ事実として言えるのは、昭和に入ってから寿司業界と海苔業界が販売促進のために ”節分の丸かぶり寿司” のキャンペーンを行ったという記録はちゃんと残っているそうです。(笑)
なんか一番最初は、飛行機からチラシを撒いたそうなんですが、お金がかかりすぎるので一回だけで、その後は他の方法になったそうです。
まあいずれにしろ、バレンタインデーとかと同じで業界団体の努力の賜物って事ですねーー。
”節分の丸かぶり寿司” を仕掛けたお寿司と海苔の業界の皆さんは、してやったり~~!!!って感じでしょうね。
私は丸かぶりはせずに、太巻きを食べやすい大きさに切って会話とお酒を楽しみながら頂きます。
私は今日は太巻を1本丸かぶりはしません。
だってお寿司を切らずに恵方を向いて丸かぶりをするということに、何の価値も感じられないんですもん。そしてもう一つ、食べ物を粗末にしているように思うので丸かぶりはしませんー。
太巻は用意済みですーー。あー早く食べたい。。。(笑)
美味しいお寿司を一本丸まま食べるだなんて、凄く勿体ないじゃないですか。
恵方巻きだから味わうものじゃないなんて言うのはおかしいですよね。
折角の美味しいお寿司ならば、美味しいお酒と共に頂いて満喫したいです。
美味しいお寿司ならば、家族や仲間とその感想を言ったりしながら食べたいです。
太巻きを一本丸まま一気に食べるだなんて、凄く食べ物を粗末にしているように感じてしまうのです。
あっ!お寿司と海苔の業界発展のために太巻を食べるのは大いに賛成です!!いろいろな業界をみんなでこうやって支えていくのは、とっても素晴らしい事だと思います。
そうおもうからこそ、私はお寿司をちゃんと味わって美味しくいただきます。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。