年越し蕎麦は、12月31日の何時に食べるのが正しいのか?
こんばんは。内藤正風です。
皆さん迎春準備は順調でしょうか。
主婦の皆さんは、おせち料理作りの追い込みで忙しくされているんだろうな~と思います。
大晦日と言えば「年越しそば」
大晦日と言えば「年越し蕎麦」ですが、皆さんは年越し蕎麦は12月31日の何時に食べられますか?
年越し蕎麦は縁起ものですから、ほとんどの方が食べられていると思いますが、結構時間はバラバラなんですよね。
除夜の鐘を聞きながらって人もありますし、午後11時ごろってお聞きしたこともあります。
ちなみに我が家では、夕刻の日が暮れる前に頂きます。
だいたい午後4時半ころでしょうか。
「え~!!早や過ぎるやん~!!」って思われた方、これにはちゃんと理由があるのです。
我が家では年越し蕎麦は日が暮れるまでに頂きます
我が家では代々、大晦日の用事は大体お昼位までに終了させます。
ええ、仮にしないといけないことが終わってなくても(仮にじゃないな。だって毎年しないといけない事山積みで終わらないもんー)、強制終了にします。(笑)
そしてそのあと年始のお買い物に出掛けます。買い物から帰ってお風呂に入り、午後4時過ぎ位に年越しそばを食べる。っていうのが流れになっています。ちなみにこのブログも買い物から帰って来てから書いています。
年越し蕎麦の由縁
ちなみに年越しそばの由縁は諸説あるようですよね。
月の最後の日にそばを食べるという「晦日そば」と言う風習から始まったとか、そばが細く長い事から延命長寿を願ってとか、そばは他の麺類に比べると一番切れやすい事から、その年の苦労や借金などを翌年に持ち越さないように断ち切るとか、他にも皆さん色んな由縁をお聞きになられたことがおありだと思います。
なぜ我が家は夕刻の日が暮れる前に年越しそばを食べるのか?
話を元に戻して、なぜ我が家では夕刻の日が暮れる前に年越しそばを食べるのかというと、それは日本古来の考え方に影響を受けているからなのです。
日本では古来、日が暮れると日が変わるという風に考えられていました。すなわち1日は日没から始まって日暮れで終わるという考え方です。現在の1日の定義は0時から始まって23時59分59秒で終わるという考え方ですから、全く違うのです。
なので日本古来の考え方ですと、日暮れ前に食べると言う事になるので我が家では代々そうしてきているということなのです。
日本の伝統は後世にちゃんと伝えてゆきたい
まあこんな風に書きましたが、年越し蕎麦をいつ食べたから正しいというものでもないと思います。
1日の変わり目をどうとらえるかによっても変わってきますし、そもそもいつ食べたから正しいという問題でもないでしょうから、皆さんそれぞれの風習やお好みでよいのではないでしょうか。
私はそんな事よりも、日本の良き伝統を後世にちゃんと伝えてゆくということの方が大切な事だと思っています。
ちなみに内藤家の年越し蕎麦は、あったかい汁蕎麦に、エビの天麩羅2尾と刻み葱ツンコ盛り(ツンコ盛りってのはテンコ盛りの最上級です(笑))だってことは、どうでもいいですよね。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。