「適量適所」を見誤った事によるシステムエラーから起こっていた ”過ぎたるは及ばざるがごとし” 状態

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日は先週末に開催した勉強会の運営に関連して思った、「過ぎたるは及ばざるがごとし」は正にその通りだなぁということについて書きたいと思います。

「過ぎたるは及ばざるがごとし」を体感した日

先週末の展覧会形式の勉強会では、開催中の受付や駐車場係など運営に関する事柄を、モデル作品出瓶者で分担していただいています。
ちなみにコロナ前までは、すべての出瓶者が現場にいて各部を担当していただいていたのですが、コロナ禍で多くの人が集う状態を避けなければならなくなったので、出来るだけ少人数で各部を担当していただく体制に変えて開催してきました。
そしてコロナが2類から5類になって人が沢山集まることに関する制約などはなくなったのですが、少人数でも運営ができるということや勉強会も1クラスを少人数で行なった方が良いということから、今年もこれまで同様にて開催をしました。

そんな中、今回は一つ感じることがありました。それは「過ぎたるは及ばざるがごとし」とはこういうことか。。。ということです。

望ましくない状態は早急に改善しなければならない

展覧会形式の勉強会は、完全予約制&少人数で開催しています。そして勉強会は1日に複数回クラスを設定しており、そのスタートは40分ごとに行うようになっています。
イメージとしては、遊園地などのアトラクションがあって、その入場が10時の回、10時30分の回、11時の回みたいに時間が設定されており、各回定員も設定があり予約した人だけがその回のアトラクションに入ることができるみたいな感じです。したがって受付も勉強会の各回が始まる10分前から行うようになっています。
なのでお越しになられた方の確認を行なう受付を会場入り口にテーブルを置いて設置していたのですが、ここで「うむむむむ。。」という事が起こっていたのです。

勉強会の各回スタートは40分ごとに切られる。受付はそのスタート時間の10分前から始まる。すなわち40分のうち受付が必要とされその業務があるのは10分間だけで、残りの30分間は何もすることがないのです。
という事は、受付担当になった方は、30分間はただただ椅子に座ってそこにいるだけになってしまっているという事なのです。で、それだけならば、「ま、休憩みたいな感覚で交代で受付していただいたら。。」という事なのですが、人間黙って座っているだけになるなんてことはなく、受付に座っている人のところに他の手の空いた人が集まって行って雑談が始まってしまうのです。

雑談だけを切り取って考えるとそれくらいはいいんですが、会場の構成上、受付のすぐ横には展覧会形式の勉強会を行なっている一つ目の部屋もあり、雑談されている話し声は開催中の勉強会の邪魔にしかなりません。そして中には雑談しながらお越しになられた受講者の受付をされている方があったりと、いずれにしても望ましくない状態の温床になってしまう可能性が高いと私は思うのです。

世の中のほとんどの課題はシステムで改善できる

そんな中どうしたら改善されるのかを色々考えたのですが、結局これはシステムエラーだという結論に至りました。
なぜそんなことが起こるのかを私なりに分析すると、3つのことが見えてきたのです。まず第1に、受付の業務がない時もそこに座っていることができる状態だという事。そして第2に、座っている人のところに話しかけに行くことができる手の空いた人がいるという事。
そしてもう1つは、受付が座って行なう形になっているので、受付の業務がない時もそこに座っていることができるという事。
この3つを改善すればよいという事です。

なので来年開催する時には、当番を今年の人数よりも2人少なく設定し、受付は必要な時間だけ行う形にしようと思っています。
この方法で次回開催して課題解決が出来るか、また新たな課題が見つかるかは催せばわかりますので、とりあえずやってみようと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。