月末に開催する ”展覧会形式の勉強会” のモデル作品に、私は綺麗を求めているのではありません

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日はお昼間に食事をしながらの定例会があり、そのあとは光風流本部いけばな教室に帰ってきて、パソコンに向かって事務や残務をピコピコしています。

「展覧会形式の勉強会」の開催まで、あと17日となりました

今月の月末に開催する ”光風流会員の皆さんを対象” にした「展覧会形式の勉強会」まであと17日となり、いよいよ盛り上がってきました。特にモデル作品を担当していただいている幹部の先生方は、これから作品の完成に向けてお稽古まっしぐら!!って感じです。

さてそんなモデル作品ですが、大半の方が”モデル作品”と聞くと「お手本になるような綺麗な作品」を展示すればよいと思われがちですが、この勉強会ではその考えは大きな間違いです。って言っても未熟な作品を展示してもよいってことではもちろんありません。

「展覧会形式の勉強会」のモデル作品は、綺麗な作品を並べればよいのではありません

この「展覧会形式の勉強会」では、モデル作品を担当していただいている先生方には単に作品を展示していただくことをお願いさせていただいているのではなく、それぞれの先生にお願いしている課題の生け方について、各自のお稽古を通じて今よりも理解を一段と深めて頂き、知識と技術を高めて頂くことをその目的としています。

例えば、長年お稽古をしていると、解っているつもりになってしまっていることが有ります。あるいは勘違いや思い違いをしていることがあったりもします。
そして何よりも、知識や技術の学びにはこれで終わりという事はありません。いくらでも自分を高みに引き上げることができるのです。つまり「奇麗な出来の作品を求めているのではなく、より高いレベルでの基本の履修を行った結果生み出される ”正しい作品” を求めている」のです。
したがって現在50の力をお持ちの先生ならば、少なくとも51や52の力まで自己錬磨を行った上の作品を展示していただきたいと思いますし、できれば最低でも1割くらいは成長したうえで55以上くらいの力を身に付ける機会にしていただきたいと思うのです。

愚直に積み重ねることの大切さ

自分で自分を甘やかすのは簡単です。特に長年いけばなをなさっておられたり技術が上手な先生は、ちょこちょこっと作品を触ればそれなりのレベルの作品が出来上がります。しかしそれは、この機会に精一杯研鑽を積み重ねて自分の知識と技術をレベルアップさせたとは言うことができないでしょうし、数カ月前と比べたら一皮むけた自分になっている状態ではないですよね。

愚直にお花と向き合うというのは、なかなかできるものではありません。しかしだからこそ、小さな一歩を積み重ねた破壊力には大きな力が備わるのです。

「この機会に自分を成長させる」という事がキーワード

この「展覧会形式の勉強会」では、モデル作品を担当していただいている先生方も、会場に来てモデル作品を見ながら学んでいただく皆さん方にも、「この機会に自分を成長させる」という事がキーワードになっています。

とにかく一生懸命にとにかくたとえわずかでも自分を成長させようとするのか、それとも、それなりに行なってこの機会をしのいで済ませようとするのかは、それぞれの方次第です。
とりあえず私は、黙って研鑽の様子を、一人ずつ拝見いたしております。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。