こんなに世界中の全てが一気に変わるのは “恐竜絶滅“ に並ぶレベルの出来事だと思うので、とにかく新しいチャレンジを行わないと生き残ることは出来ないと思います

こんにちは、内藤正風です。
今日は朝から夜までびっしりのスケジュールで光風流本部いけばな教室でお稽古を行なっています。

今週末に予定している「展覧会形式の勉強会」で展示するモデル作品の最終的なお稽古日になりますので、皆さんムッチャ“力“入っておられます。
とはいえ完全予約制+超絶人数制限を行ない、マスクや手指消毒などの感染防止策はいうまでもなく常時窓全開にしながらのCO2メーターでの測定併用しての開催ですので、感染防止策&安全対策は万全です。

私たちは歴史的な節目に立ち会っている

今、私たちは歴史的な節目に立ち会っています。
これまで日本史や世界史で学んだ出来事と同じレベルの節目に、今まさに真っ只中にいるのです。
多分10年後の歴史の教科書には、「新型コロナウイルス蔓延による世界的な社会構造の変革」みたいなタイトルで掲載されると私は思っています。

こんな大きなそして世界的な節目なんて、私の稚拙な頭では恐竜の絶滅くらいしか思い浮かびません。

産業革命は確かに世界的なものですが、わずか数ヶ月で価値観などがひっくり返るような短期間ではありませんでした。
日本の大東亜戦争の敗戦は、日本においては終戦の日の前日とその日以降では180度価値観や世の中の仕組みが変わっちゃいましたが、これって世界的な変革ではありません。
(私は第2次世界大戦は白人社会から有色人種の解放(人種差別)の戦いの側面があったと思っていますので、その意味では大きな変換点となりましたが、経済をはじめとする全てに関わるものではありませんでしたので。。)

なのでこんな世界規模でわずか数ヶ月の間にこんなにも大きな変革が起こるだなんて、多分人類史上初めての出来事に私たちは立ち会っているのだと感じています。

前例踏襲ではなく未開開拓

こんな変革の中にいるということは、私たち自身が思考を変えなければならないと思います。
すなわち「前例踏襲」ではなく「未開開拓」です。

全てが新しくなろうとしています。すなわち旧来の常識が覆されていってるのです。
そんな中で、これまでは〇〇していたから今後も〇〇でなければならない。とか、〇〇するのが常識だ。というような考え方をすること自体が意味をなさないと思います。

今、何ができるのか。今、何を一番大切にしないといけないのか。だけが、唯一必要な考え方の基礎とするべきものだと思います。

今週末に開催する「展覧会形式の勉強会」は未開開拓の機会です

今週末に開催する「展覧会形式の勉強会」は光風流においては毎年開催をしており、言うなれば恒例の行事でした。
しかしこのコロナ禍において例年と同じ手法では「密」や「感染のリスク」を生み出してしまいますので、新しい取り組みを行ない開催することができるようにしています。

言葉を変えていうならば「実験場」です。
それは会場の設営やモデル作品の生け込み、会期中の運営、撤収まで、何から何までこれまでと違う手法を取り入れて開催することによって新しい可能性を模索するということです。

今回の開催で、この事業について沢山のデータを集めることができると思います。それはすなわち大きく進歩進化することができる1歩を踏み出すことでもあるのです。
コロナ禍これまでに行なったことがない事にチャレンジして新しい扉を開く「未開開拓」の機会として、今週末は皆さんと一緒に楽しみたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。