「センス」は生まれ持って輝きを放っているものではなく、地道に磨き上げる事で光を放つ様になるのです
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日はバスで移動しながらのブログアップです。
昨日は光風流本部いけばな教室で、今月末に開催する展覧会形式の勉強会に展示するモデル作品のお稽古を中心に教室を開催しました。今月末というとまだまだ先のように感じますが、来週の土日の開催ですので、モデル作品のお稽古もあと2回になります。
「私、センス無いから~・・」って言われる人が有りますが、センスが最初から備わっている人は誰もいません
いけばなの作品を生けていて思う様にならなかったりすると「私、センス無いから・・」と言われる人が有ります。これ私はその都度ハッキリとお伝えしています。「センスは自分で磨いて初めて光るものであって、最初から光るセンスなんて誰にも備わっていません」って。
例えばメジャーリーガーの大谷翔平選手ですが、世界一流の選手なのは誰しもが認めるところです。そして当然この大谷翔平選手の野球センスが素晴らしいのも言うまでもないと思います。
では世界一流の野球センスを持つ大谷翔平選手は、練習もせずに今の様になられたのでしょうか。
絶対に違います!!
大谷翔平選手の有名な話として、高校生の時には目標達成シート(通称マンダラシート)を書いて、プロになるために必要なことを身体や精神、日常生活まで幅広く目標設定をし、実現までのプロセスを明確にして実践していたそうです。
そんな大谷翔平選手が16歳(2010年)の時に書いた目標達成シートが凄すぎます。
どうですか。ココまで愚直に取り組んだからこそ、あの偉大な選手になる事が出来たのだと思いますし、センスが光り輝くようになる事が出来たのだと思います。
貴方の持つセンスは、あなただけに備わっている特別なモノです
全ての人にそれぞれに備わったセンスがあります。そして “いけばな“ では、どのセンスが良くてどのセンスがダメということはありません。全てのセンスがその人の ”オンリーワン” なのです。
そのそれぞれの人に備わっている “センスの種“ をいかにして磨き、他の人に無いものを特徴として際立たせるかという事こそが大切なのです。
覚えの早い人と遅い人はあります。しかしこれは覚えが早いから偉いのではありません。例えば覚えの早い人は、逆にすぐに忘れてしまう人も多いです。なかなか覚える事が出来ない人は、一度覚えると忘れる事が少ないです。
それにそもそも覚えの早い遅いは、センスではないのですから。
センスは自分で磨いて光らせるものです
センスは磨き上げて初めて光るものです。先にも書いたように大谷翔平選手のセンスは、愚直に一心に取り組んだからこそ、知識や技術や肉体、メンタルから人となりに及ぶまで今の輝きがあるのです。毎日ゴロゴロしてポテチ食べてコーラを飲んでいたのでは、今の大谷翔平選手は存在していません。
つまりセンスとは宝石と同じで、元はその辺にある石ころと同じです。ダイヤも磨きをかける前はただの石ころです。その石ころの素性を見極め、その石に合わせた磨き方をしたりカットをしたりするからこそ、その石の持つ一番きれいに見える魅力を引き出す事が出来るのです。
いけばなのセンスを磨きたかったらお稽古をする事です。それが一番の近道であり確実な方法なのですから。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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