冬至は昼が短いのではなく夜が長いのです。だからこそ長い夜に出来る事もたくさんあると思います

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日は冬至。一年のうちで夜が1番長い日になります。なぜ冬至になるとお昼が短く夜が長いのかについては、興味がある方は自分でググるなりして調べてくださいね。だって私が今日取り上げたいのはそんなことではないので。

昼が短い?夜が長い?

冬至を表現する時に、「お昼が1番短い日」という表現が度々されますが、私はこの表現よりも「夜が1番長い日」という表現の方が好きです。
ま、結論から言えば、どちらも同じことを言っているのですから、どっちでもいいことなんですけど、「1番短い」と表現すると、何か損した様な印象を私は感じるのです。お昼を夜に奪われた。。損した。。。みたいな。(笑)

なので私は「夜が1番長い」という表現の方が、神様から夜をプレゼントされたみたいな、何か特別感のある感じで良いなあと思うのです。

夜が長いからこそ出来ることがある

夜ってなんかマイナスなイメージが強いかもしれません。確かに陰と陽で言うなら、夜は陰の司る時間帯になりますから、考え事をしてはいけないし反省も夜にしてはいけないと私は思っています。
しかし夜が長いからこそ出来る事もあると思うのです。例えば早くお家に帰って家族で鍋でも囲みながら団欒の時間をゆっくりと過ごすとか、あるいは本を読んだり何か勉強をしたり、あるいは映画を見るとかも良いんじゃないかと思うのです。

秋に"食欲の秋"とか"読書の秋"とか、色々な言葉があるのは夜が長くなると言うことにも大きな関係があると思います。だって外が明るかったら、本を読んでいても外が気になったり、明るい時間から映画を見に行ったら何か悪いことをしている様な気になったりしちゃいますが、夜が長くなってきたら落ち着いて時間を過ごすことが出来やすい環境になってきている様に思うのです。

夜が一年のうちで1番長いこの時期を楽しまないともったいない

日本には四季があり、その四季を叙情的に捉え楽しむことができるのが、私は日本人の特徴の1つだと思っています。夜が長くなり寒いからこそホットウイスキーが美味しかったりバターコーヒーが美味しかったりするのです。気温が低いからこそ空気が澄んで星が綺麗に見えたり、お鍋が美味しく感じたり、暖かいお風呂が気持ちよかったりするのだと思います。
寒い=マイナスな事、夜が長い=マイナスな事という捉え方をせずに、寒いからこそ出来る事や夜が長いからこそ楽しめることを考えて満喫した方が人生を楽しめると思うのです。

どうせ一度しかない人生です。そして冬は毎年やってきますが、今年の冬は今しかないのです。家族と、友達と、仲間と、冬を夜長を楽しまないともったいないです。
これも四季のお花を愛でて楽しむ"いけばなからの教え"だと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。