不平不満を言うのではなく、与えられた環境の中で人生を楽しむことこそが最高の親孝行だし親への感謝の表れです
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こんにちは、内藤正風です。
今日は朝から夜まで光風流本部いけばな教室でお稽古三昧な1日でした。
そんな中で、お稽古を終えて話をしているときにこんな話になったのです。「あなたはその友達と死ぬまでの間に何回会う事ができますか?」って。
人には寿命があり、生まれた瞬間から全員が死に向かって生きている
人には寿命があります。これはまさしく天命ですから誰にも長いか短いかはわかりません。
なのでこれからの話は、平均寿命を基本にしてお話しさせていただきたいと思います。
厚生労働省のまとめによると、2019年現在の日本人の平均寿命は女性が87.45歳で男性が81.41歳となっています。
しかしここで考えないといけないのは、元気で自由にあちらこちらに行く事ができる年齢というと、この平均寿命までとは考えにくいですよね。
そこで元気に自由に何でもできるのは平均寿命の10年前までと考えると、女性が77歳で男性が71歳という事になります。
なのでこの年齢になっても元気でいろんな事ができた場合には「儲けた〜!!」って密かに喜んでください。
1年に1度ずつ海外旅行をしたとしたら、あなたはあと何回行く事ができますか?
さてここからが大切な話です。
私は今58歳です。今年の誕生日が来たら59歳で還暦リーチです。
そこで先ほど言いました71歳まで元気だったとして、毎年1回ずつ海外に出掛けたとしたら、私はあと11回しか海外に行く事ができません。
たった、たったの11回ですよ。
これコロナで渡航禁止が解けなければ、もっと減ってゆきます。
海外旅行で考えると「そんなん遊びに行かなくていいやん」って感覚もあるでしょうが、私で一例をあげると、光風流中国支部長の林暁甫さんとは、この海外渡航を全て中国行きに当てても、あと11回しか会う事ができないという事です。
あなたはその友達とあと何回会う事ができますか?
これからの人生であと11回しか会う事ができない大切な仲間や友達。
どんなふうに感じますか?
私は何とかして1回でも沢山会うことができる様にしたいとか、1回1回の再会を大切にしたいし濃いものにしたいと思います。
だってもう完全にカウントダウンというか、後になればなるほど1回1回が貴重な機会になってゆくのですから。
そしてその他にもハワイにいる友人にも会いたいとも思いますし、国内でも沖縄や北海道のように離れたところにいる友達にも会いたいという気持ちが大きくなってきます。
行ったことのない場所にも行きたいし、体験したことない事も味わいたい
お金がないから仕方ないやん。。。休みがないから仕方がないやん。。。。。なんて理由で私は諦められないです。
だって70歳を超えて動けなくなったときに、そして死を迎えるその時に、絶対にするのがはっきりと今からわかりますから。
なのでお金が足りないならば、日常生活で始末をして工面します。休みは取れないのではなく休みが取れるようにしていない事に原因はあるのですから、先々をにらんで予定をしてゆきます。
なぜなら死ぬときに後悔したくないので。
もし同じ後悔をするならば、「あ~行ったことの無いところにチョッと行き過ぎたかなぁ。。」とか、「友達と楽しい時間を過ごしすぎたなぁ。。。」って後悔のほうが諦めがつくので。
人生を楽しむことこそが最高の親孝行だし親への感謝の表れです
折角この世に産んでもらったのです。これは親に絶対に感謝するべきことだと思います。
そしてあの世があるのかどうかは知りませんが、もし有るのなら、自分があの世に行ったときにもし両親と対面することが出来た時には、「ムッチャ楽しい人生やったで~。生んでくれてホンマにありがとう!!」って満面の笑みで言いたいと思いませんか。
私自身、自分の子供にそんな風に言ってもらえたら、最高にうれしいもん。
なのでその一言が言えるように、自分で自分の人生がそうなるように努めるべきだと私は思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。