リアルとオンラインは対比関係のように捉えられがちですが、この二者は対比させるのではなく補完の関係にしなければ進歩することは出来ないのです
こんばんは、内藤正風です。
今日は打ち合わせがあり、友達と久しぶりに出会ってきました。来年か再来年のどちらになるかはわかりませんが、イベントを行なう事になり、まだまだ概略も内容も決まっておらず「やるぞ~~」って事を決めただけなんですが、それでもウキウキわくわくしてテンション高めで帰ってきました。
リアルはやっぱり良い
友達とは新コロ以降初めてリアルで会ったのですが、やっぱりリアルは良いですね。
話をしていても熱を感じながら会話が進んでゆくので微妙なニュアンスまで感じ取ることが出来ますし、まさに行間を埋めていってくれるのがリアルだと思います。
いま世の中は、ついこの間まではSNSが、そして新コロ以降はオンラインが大いにもてはやされています。
これからどんな風になってゆくのかは分からないですが、オンラインが日常に深く入ってくれば来るほどリアルの価値が大きくなっていると私は思っています。
リアルとオンラインはコンサートとCDの関係とよく似ている
私はリアルとオンラインの関係は、ミュージシャンのコンサートとCDの関係とよく似ていると思っています。
ミュージシャンはCDを発売して皆さんに音楽を聴いてもらいます。これはオンラインとおなじです。すなわち最高の音でミュージシャンの思い通りの世界観を表現しているけれど実態はそこにはない。
しかしこのCDを聞いた人たちが、そのミュージシャンが表現しようとしている世界観を具現化しているコンサートに行きたくなって足を運ぶ。すなわちリアルです。
そしてその足を運んだコンサート会場でなければ手に入らないグッズなどを買って帰り、グッズを見ながらCDを聞くことで、コンサートの余韻に浸ったりミュージシャンの世界観に一段と深く浸ることが出来るようになるのです。
ここまで来るとリアルとオンラインが互いに共鳴しあって、化学反応を起こす状態になってきているのです。
リアルとオンラインは対比の関係ではない
リアルの事をオフライン、ネット環境を用いた会議や授業をオンラインといいます。
ここでオンとオフという一見すると対極に位置する言葉が使われているので、リアルとオンラインは対比される関係のようにとらえられがちですが、私はこの二者は対比の関係ではなく補完の関係にあると思っています。
オンラインの持つ特徴や魅力を引き出し役立てる事により、リアルの足りなかった部分を補う。オンラインの足りない部分すなわち具象による五感を刺激する世界をリアルで補ってゆく。
まさに先に書いた、互いに共鳴しあったり化学変化を起こす関係であるという事です。
今私たちに求められているのは、色々な模索をする事
オンラインが良いですか?それともリアルが良いですか?という思考では、これからの未来を魅力的なものにすることは出来ないと思います。
なぜならば二者択一からは、新しい魅力を生み出すことは出来ないからです。
男と女はどちらが偉いのではなく両方が必要ですし、凸と凹は両方が組み合わさる事で足りないところを補い合うことが出来るのです。
これからの”いけばな”も、リアルとオンラインをどのように組合せるかによって様々な可能性を生み出すことが出来ると思うので、色々な模索をする事こそ今一番求められている事ではないかと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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