光風流いけばな展を盛会に終えることが出来て今感じている、皆様へのお礼と高みを目指すという事
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
先週末は「光風流いけばな展」を開催し、盛会かつ大好評をいただき、幕を閉じることが出来ました。
会期中にご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました。
ご来場、ありがとうございました
この度のいけばな展は、光風流創流65周年記念事業として開催し、いけばな作品の展示だけではなく、音楽の生演奏に合わせたいけばなデモンストレーションを、土曜日に6回、日曜日に6回の計12回行ないました。
各回ともに多くの方がお越しくださり、立ち見の皆さんが会場に収まらないだけではなく2階からご覧くださる方もおられて、こんなに多くの皆様がお越しくださると思っていませんでしたので、本当に驚きましたし、嬉しかったです。
重ねてになりますが、会期中にご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました。
事業としては盛会&好評だったけれど・・
事業としては、本当に大盛会でしたし大好評をいただくことが出来ました。なのでこんなにも嬉しい事はありません。
とはいえ、大盛会&大好評だったという事で浮かれていてはいけないと思います。なぜならば運営という観点から今回の事業を見てみますと、とても沢山の課題と取り組まなければならない事がはっきりと見えたのも事実です。
また、食事をする時間もないほど忙しく運営に携わってくださっている役員に対して、「あんたらはボーっとしていて良いなぁ(意味はこんな感じですが個人の限定に繋がってはいけないので文言は変えています)」みたいなことを仰られた方がおられたという事や、いけばな展開催中に、今いけばな展の運営や進行に関して何を優先しなければならないかという行動の優先順位を正しく判断できない人がおられたりと、様々な事が見えてきたりもしています。
私は光風流がもっともっと良い流派になってゆくようにしたいと思っています。あっ、誤解が有ってはいけませんので書き加えさせていただきますと、私は光風流は素晴らしい流派だと思っています。がしかしそれは今が最高で最上だという事ではなく、今が素晴らしいと思っているからこそもっともっと素晴らしい流派にしてゆきたいと思っているという事です。
だからこそ、気になったところは改善を積み重ねてゆくようにしなければと思うのです。
良い成果が表れたときこそ逆に厳しい目で見、厳しい物差しで判断し、厳しく行動をしなければならない
これから、いけばな展の残務を行なってゆくようになりますので、その作業の中で関係各位からの感想や意見などをお聞きし、私なりに判断をさせて頂こうと思っています。
最初にも書きましたが、大盛会で大好評だったからと言って浮かれていてはいけないと思います。まさに日本のことわざにある「勝って兜の緒を締めよ」のことわざにありますように、良い成果が表れたときこそ逆に厳しい目で見、厳しい物差しで判断し、厳しく行動をしなければならないと思うのです。
光風流いけばな展は終わったばかりですが、次の光風流いけばな展を、企画的にも作品的にも運営的にも、もっとより良いものに出来るように、そしてそのことを通じて光風流自体がもっと素晴らしい流派に成長できるようにしてゆきたいと思いますし、その事だけが、いけばな展にお越しくださった皆様や光風流を支援してくださる皆様への唯一のご恩返しになると考えています。
色々と書きましたが、とにかく今の私の気持ちは、お越しくださった皆様と、作品を展示してくださった皆様、運営に携わってくださった皆様に心からのお礼でいっぱいでです。
本当にありがとうございました。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。