”新コロ”のせいで花見が出来ない。。って嘆くのではなく、こんな時だからこそ普段にはしない桜の楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか

こんばんは、内藤正風です。

今日は午前中は朝一番から予定がてんこ盛りでバタバタしていたのですが、午後からはマッタリと仕事を行なっています。

日本人の魂「サクラ」

今年は冬が温かく、桜が咲き始めているところもチラホラと出てきましたね。
本来ならこれからのシーズンは、あちらこちらの有名な桜を見に出掛けたり友達や仲間でお花見をしたりと、心がウキウキしてくる時期なのですが、今年は”新コロ”のせいで花見もままならない情勢になってしまいましたね。

日本では平安の昔から桜を愛でては歌を詠み宴を開いていたのが今のお花見につながっているのですから、「サクラは日本人の心を揺さぶる存在だ」と言えますし、「日本人は筋金入りの宴会好き」って事なのかなぁとも思います(笑)

こんな時だからこそ、いつもと違うお花見を

今年は花見に行かれへんやん!って愚痴っても仕方ないのですよね。だって愚痴っても”新コロ”は消えないんだもん。
ならばこんな時だからこそ、普段とは違う桜の楽しみ方をしてみたらどうかなあと思うのです。

お花見だから桜を見て酒飲んで大騒ぎするだなんてお洒落じゃないですし、カッコよくないですよね。
なので今日は内藤オススメの、桜を楽しむことが出来るアイテムと豆知識を紹介させて頂きます。

ぜひ使って欲しいアイテム「桜の花の塩漬け」

「桜の花の塩漬け」ってお聞きになったことありますか?
皆さん目にされた事はおありだと思います。

こういうの、ご覧になられたことありませんか?「桜茶」です。

「桜の花の塩漬け」は、八重桜を塩漬けにしたもので、江戸時代からあったようです。
桜の花の塩漬けを使ったお菓子はこの季節にはよく見かけますよね。その他にもおにぎりや、桜寿司、お茶漬けなど色々なお料理などに用いられています。
そんな「桜の花の塩漬け」があるだけで色々な楽しみ方が出来るようになります。

「桜の塩漬け」を使った、簡単お薦めアイデア

お昼ご飯を食べるときにベランダやお庭に出て、お料理をワンプレートによそおって桜の花の塩漬けを1つのせただけで、お洒落な"桜ランチプレート"になります。

お酒を飲まれる人は、桜の花の塩漬けを小皿に出して"アテ"にするのも良いでしょう。程良い塩味と桜の風味がとても美味しいですので、お家で晩酌しながら桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

どうしても桜を見に行かないと気が済まないって方は、屋外をウロウロするのではなく車に乗って桜のある所に行って、携帯用のポットにお湯を入れて持っていき、コップに桜の花の塩漬けを1つ入れてお湯を注いで「桜湯」にして、桜の花からほんのりと香りたつ匂いを楽しみながら、車中から桜を見るのもシャレオツですよ。

ちなみにこの「桜湯」ですがお茶は使わないんです。
お茶を入れると"お茶を濁す"に通じるとして古来より避けられており、茶碗の中で”桜の花の塩漬け”がお湯に泳いで花が開いてゆく姿を愛でるのも風情があって良いですよ。

どうですかこんな楽しみ方は。
”新コロ”のくそったれ~~って嘆いていても仕方ないので、こんな時だからこそ普段にはしない桜の楽しみ方を満喫してみてはいかがでしょうか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。