3月31日の神戸新聞「季の花」に、サクラを用いた私の作品を掲載していただきました

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日は朝から夜までゴソゴソしたり出かけたり事務事務したりと、雑務三昧の1日でした。わさわさしていると1日って”あっ”という間ですね。もうこんな時間になっちゃいました。

内藤、新聞に載りました

内藤、新聞に載りました。って言っても悪いことをしたのではありません。(笑)
神戸新聞で毎月1回づつ連載されている「季の花」という紙面があるのですが、こちらに私の作品が掲載されたのです。

「季の花」は、兵庫県いけばな協会の役員が交代で作品を掲載しており、その様な中で私も担当させていただいているのです。
今回掲載された紙面はこちらです ↓↓

3月末から4月を代表する花材と言えば「サクラ」です

3月のお彼岸を過ぎれば一気に暖かくなり、まさしく春という気候になります。そしてこの時期に春を代表する花材と言えば、全ての方が「サクラ」とおっしゃられると思います。

サクラは弥生時代には特別な存在として扱われていましたし、農耕を国の根幹としてきた日本にとって、サクラは稲作の基準にもなっていた特別な存在でもあります。
平安時代には貴族などがサクラを愛でるようになり、鎌倉時代には武士がサクラの木の下で花を愛でる宴席を開催するようになり、これが現在のお花見の原型だという説もあります。

ま、とにかく、日本人がサクラを大好きなのは皆さんご存じの通りで、サクラの花の塩漬けをお茶に入れたりサクラの葉で包んだ桜餅を食べたりと、見るだけでは飽き足らず口にまで入れて楽しむのですから、この時期は何よりも桜が一番という感じです。

晴れの門出にふさわしい花「サクラ」

春は入学や就職、配置換えなどの節目でもあり、私はこの時期(3月4月)の新しい門出に相応しいお花は「サクラ」だと思っています。
その理由は、
春になると一斉に花を咲かせる見事さ、限られた期間を彩る限定感、そして何よりも、これほど人の心をウキウキさせてくれる存在は他にはないと思うのです。

そんな桜を花材に用い、新しい一歩を踏み出された全ての皆様へ、お祝いの気持ちを込めて生け上げました。
新聞紙面では小さな写真でしたので、本ブログでお楽しみいただければ嬉しいです。

花材・サクラ

花器・陶器製変形水盤

敷板・光風流組合せ花台

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。