生き残りたかったら新しもの好きになるのが一番良いような気がします。だってチャレンジ精神を抜きにしては進歩も発展も無いのですから

こんばんは。内藤正風です。

PayPayの100億円キャンペーン凄かったですね。登録すると500円プレゼント。そして全てのお買い物の2割をキャッシュバック。
当初は来年3月まで予定されていたキャンペーン期間が、たった10日間で100億円に達成して終了しちゃいました。

 

ところでみなさんはPayPay使ってみられましたですか?
私は2回コンビニで使いました。
ってか、もっと使ってみたかったのですが、iPadも先日買ったとこですし、PayPayが使えるお店で欲しいものが無かったので。。。

日本は100年以上の歴史を積み重ねている会社が世界一多い

日本は、100年以上の歴史を積み重ねている会社が世界一多い国です。
それは何故なのか、明確な理由は私にはわかりません。だって経済の専門家ぢゃないもん。。(笑)
しかし私なりに思う理由はいくつも挙げられます。

・経営者と従業員が家族的だから。
・日本人は白黒をはっきりとさせないから。
・外部からの刺激をうまく取り入れる順応性があるから。
・本業を一途に行ってきたから。
他にもいっぱいあげられるのではないかと思います。

そんな中で100年以上の歴史を積み重ねている全ての企業や団体など組織に絶対に共通する点が一つあります。

「変化する」と言う事

長年続いている企業ほど、時代にあわせて変化してきているし、自ら変えてきているます。
そんな「変化」には大きく分ければ2通りあります。

一つ目は、本業とするものを変えるというパターンです。
皆さんよくご存じの「シャープ」は、ベルトのバックルからスタートして、シャープペンシルや家電というように本業が変わったり異業種にも広がっていくことで100年以上の歴史を歩んでいます。

二つ目は、本業自体は変わらないけれど、その取り組むものを時代とともに変えるというパターン。
こちらも皆さんよくご存じの「とらや」は、室町時代の創業以来お菓子を作ってこられています。
お菓子と言う本業は変わりませんが、時代にあわせて作るお菓子を変えたり、味を変えたりして、その時代時代に会うように変わってきています。

創業時と製品も組織も運営もその他何から何まで全く変わっていない。変えていない。と言う組織は絶対に残ってこれないのです。
なぜならば、時代は常に移り変わるものですし、人々の価値観も好みも常に移り変わるものだからです。

変わるからこそ永続できる余地が生まれる

いけばなも同じです。
お稽古から暫く離れておられる方、なかには何年も十何年とか二十何年とか経っている方から、「私がお稽古していた頃と変わりましたね」と仰られる方がありますが、これって変わっていないとおかしいのです。
例えば器。
古典の花器は変わりませんが、壺とか水盤は形や色や素材が時代のニーズにあわせてどんどん変わってゆきます。
例えばお花。
新品種のお花がどんどん開発されていますし、外国からも新品種のお花がどんどん入ってきます。色の取り合わせなども、時代の流れの中でどんどん移り変わってゆきます。
例えば飾る場所。
以前は床の間を中心にして考えられてきましたが、今は床の間が無いお家がどんどん増えてきていますよね。

花を生ける、お花を長くもたせる、お花を生ける事で空間を生かす、と言うようなことは十年前も五十年前も百年前も変わらずにおこなわれてきています。
しかし、そのお花を生ける環境や、お花を長く生かすための手法や使う道具、お花を活けて空間の活かし方は時代とともに常に変わってきています。
これ変わっていなかったら、いけばなはとっくの昔に消えてなくなってしまっているのです。

いけばなは約700年の歴史があります。
この700年の歴史と言うのは、700年前の物をただひたすら大切に伝えてきたと言う事では決してないのです。
一歩一歩前向きに歩み、新しい挑戦をおこなってきたからこそ、700年と言う足跡に繋がっているのです。

新しいものに興味を示す柔軟さ、新しいものを取り入れる寛容さ、新しい事を行ってみようとするチャレンジ精神を抜きにしては、進歩も発展も無いのです。

新しいものに興味を示す柔軟さ、新しいものを取り入れる寛容さ、新しい事を行ってみようとするチャレンジ精神があるからこそ未来が開けるのです。
すなわち良いものはどんどん取り入れたり、今あるものを時代に合わせてドンドン変化させるという事でもあります。

変わるという事を拒んだ時点から衰微と消滅のカウントダウンが始まります。新しいものに興味を示し、チャレンジしたり取り入れたりしたものにだけ、未来への扉が開かれるのです。

新し物好きになれとは言いませんが、新しいものに興味を持つって楽しいですよ~。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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