YOROZU salonを開催して改めて思った、進歩や進化に必要なのは「変わろうとする事」だということ
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日は「YOROZU salon 19th」を開催しています。
前回はお1人新しい出店者、そして今回はお2人の新しい出店者をお迎えしての開催になり、ものすごく大きな刺激と活気が生まれています。
そんな中、今回のYOROZU salonを開催しながら私なりに思ったことを、自分自身への忘備録&出展者の皆様への提案として、今日はブログに書きたいと思います。
”慣れる”という事の「功」と「罪」
今回のYOROZU salonでは「慣れ」ということについて、その功罪を改めて痛感する機会になりました。人間は慣れの動物です。何事によらず何度も繰り返しているとだんだん慣れてきます。そしてこの慣れには良い慣れと悪い慣れが存在しており、日常の中では知らない間に悪い慣れが蔓延してしまう場面が多いように私は思っています。
今回のYOROZU salonでは吉留様と榎並様の新しい出店をお迎えしての開催となっています。加えて前回からご出展くださっている中島様と3人は、日頃から色々なところでイベントに出店なさっている経験をお持ちですので、その一挙手一投足が、出店準備の段階から皆さんにとって刺激になっています。
なのでこれまでYOROZU salonに出店回数を重ねておられる方ほど、毎回の出店における試行錯誤の度合いが少なくなってきてしまっているという事を、今回改めてわたくし的に感じる機会になりました。つまり、先の慣れという事でいうと、これは「悪い慣れ」が出てしまっていると言わざるを得ません。
今回のYOROZU salonで、気づきや学びが有ったのか
YOROZUsalon全ての出店者の皆さんに伺います。あなたの今回の出店は、時間と経費に見合う成果や学びや気づきなどを得ることが出来ましたでしょうか。
ただしここで付け加えますと、私が問うているのは儲かったからOKで儲からなかったからNGということではありません。たとえ今回が目に見える成果に結びつけることが出来ていなくても、次に向けて取り組むべき課題を明確にすることができたり何かしらのヒントを得ることが出来たりしたのならば、それは良い結果に向かう為の一歩を踏み出すことができたということになるでしょう。逆に言うならば、売り上げを一定の金額立てることが出来ていても、何のチャレンジもせずにただ漠然と時間を過ごしただけになっていたとするならば、それは衰退への一歩になっているかもしれないのです。
進歩や進化に必要なのは、変わり続けようとする事
YOROZU salonは馴れ合いの場ではありません。だって馴れ合いに時間やお金を使っても何の意味もないのですから。遊びたいのならばちゃんと遊びに行ったほうが得るものもあると思います。
私が考えるYOROZU salonは、その場(機会)において自らの職業を通じて、試行錯誤をしたり出店者同士に学びや刺激がなければならないと思っています。
そのためには前回の経験を踏まえて出店の展示方法を変えているなぁとか、前回お越しくださった来場者と関係をしっかりと持ち育てられて今回もお越しいただかれていたなぁとか、新しいことにチャレンジしているなぁとか、YOROZUsalonの開催時間内に自分のブースに来場者がおられないときの時間の過ごし方が変わったなぁとか、常に何か新しいことを取り入れチャレンジすることによって、検証と改善を繰り返し続けてゆかなければ自らの進歩や進化とすることはできないと思うのです。
自分で感じている「不」こそが、変革の好機です
「変わる」と言葉でいうのは簡単です。しかし変わり続けるというのは、言うは易し行なうは難しだとおもいます。なぜならそれは先に書いたように、人間は慣れの動物であり、慣れて居心地の良いところに居続けたいと思うからです。なので変わるために一番有効なのは「不」だと私は思うのです。
「不」とはすなわち、「好まざる状況」という事です。例えばそれはYOROZU salonで言うならば、出店しているのに売り上げが回を重ねるごとに落ちてきているとか、自分の出店を目的にお越しくださっているお客様が減っているとか、他の出店にお越しになられているお客様に自分の出店に興味を持っていただく事が出来ていないというようなことも好まざる状況に当てはまるでしょう。
今、自分に与えられている「不」は、自らが変化するきっかけに他なりません。どんなに小さかろうと「違和感」や「刺激」を感じている部分を見逃さず、そのなかで感じる「好まざる状況」を改善するために必要だと思う事をとにかく考え行動することこそが大切なのです。
どんなに小さくても「不」という違和感や刺激を見逃さず、検証し、思いつく改善をする。良い方向に向かえば良し、思う方向に向かう事が出来ていないようならば検証し改善する。これをとにかく繰り返すことこそが大切だと思うのです。
この度の「YOROZU salon」ではそんなことを思ったのですが、これっていけばなの教室運営や支部の運営、そして流派の運営も同じことがいえるなあとも思ったので、光風流の皆さんと共有したいと思ったので本日のブログで取り上げさせていただきました。
内藤正風PROFILE
![内藤 正風](https://naitoseifu.com/wp-content/uploads/2017/04/pf300x200-iemoto-150x150.jpg)
-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
最新の投稿
YOROZU salon2025.02.08YOROZU salonを開催して改めて思った、進歩や進化に必要なのは「変わろうとする事」だということ
YOROZU salon2025.02.07新しい一歩は、”普通の事” と ”普通の事” が組み合わさったり掛け合わさったりして生み出されるのです
YOROZU salon2025.02.06YOROZU salonは、自分の経験や今の立ち位置によって、感じるものや見え方が全く変わってくるという事を実際に感じることが出来る、実証実験の機会でもあります
・内藤正風のお気に入りのお店2025.02.05そこに行かなければ、価値はわからない!そこにいなければ懇親会の価値もわからない!!