「変わる事」と「変わろうとする事」の大切さを改めて感じた、YOROZU salon 14th
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
昨日はYOROZU salon楽しかったなぁ。とはいえ私が出店しているのではなく、YOROZU salonでは私は裏方としてゴソゴソしているだけなんですけれどね。(笑)
新しい出店者を迎えて開催した、「YOROZU salon 14th」
この度のYOROZU salonでは新しい出店者として、刃物職人の宮ノ原康詞さんをお迎えしての開催になりました。
いや~、出店者として新しい仲間が加わってくださるというのは、良いですね。
YOROZUsalon全体の空気感が、色んな意味で盛がります。
特に初めてというワクワク感が良いですよね。これだけは後にも先にも一度っきりしかできない体験ですから。
事前に打ち合わせや準備をしていても、設営はうまく行くだろうかとか、何か忘れていたりぬかっているものはないかとか、色んなことを思いながら進めてゆくってワクワクします。
なので仮に思った通りになっていない事があったとしても、次回への課題として成長の糧になっていくので、それはそれでワクワクできるのです。
慣れる事の怖さ
今回のYOROZU salonでは「変わること」について、大切だなぁと改めて痛感する機会になりました。
人間は慣れの動物です。何事によらず何度も繰り返しているとだんだん慣れてきます。そしてこの慣れには良い慣れと悪い慣れが存在しており、知らない間に悪い慣れが蔓延してしまう場面が多いように私は思っています。
例えばこのYOROZU salonで例を挙げると、出店回数を重ねてくると出店すること自体が目的みたいになってしまって、毎回の出店で試行錯誤をしなくなってきたりします。あるいは出店者同士もお互いに目新しさがなくなってしまい、相手の出店からヒントやアイデアを持ち帰って日ごろの仕事に生かそうという意識が薄れてしまったりもします。また、ほかの出店者の人の方が来場者や売り上げが多くても、悔しいと思わなくなってしまったりという事もあるかもしれません。
こういう事ってすべて悪い慣れによる弊害といえると思うのです。
進歩進化に必要なのは、変わり続ける事
YOROZU salonは馴れ合いの場ではありません。だって馴れ合いに時間やお金を使っても何の意味もないのですから。遊びたいのならばちゃんと遊びに行ったほうが得るものもあると思います。
私が考えるYOROZU salonは、その場(機会)において自らの職業を通じて、出店者同士に学びや刺激がなければならないと思っています。
そのためには前回の経験を踏まえて出店の展示方法を変えているなぁとか、前回お越しくださった来場者と関係をしっかりと持ち育てられて今回もお越しいただかれていたなぁとか、新しいことにチャレンジしているなぁとか、YOROZUsalonで出店して自分のブースに来場者がおられないときの時間の過ごし方が変わったなぁとか、常に何か新しいことを取り入れチャレンジすることによって、検証と改善を繰り返し続けてゆかなければ自らの進歩や進化とすることはできないと思うのです。
外圧こそが変わる好機なのです
「変わる」と言葉でいうのは簡単です。しかし変わり続けるというのは、言うは易し行うは難しだとおもいます。なぜならそれは先に書いたように、人間は慣れの動物であり、慣れて居心地の良いところに居続けたいと思うからです。
なので変わるために一番有効なのは「外圧」だと私は思うのです。
外圧とはすなわち、好むと好まざるとにかかわらず自ら以外から掛けられる力という事です。例えばそれはYOROZU salonで言うならば、YOROZU salonでの売り上げが回を重ねるごとに落ちてきているとか、毎回出店しているのに売り上げが増えてゆかない、出店しているのに来場者に興味を持っていただく事が出来ていないとか、あるいは本業の業績が思わしくないので何とかしなければならないというようなことも外圧になるでしょう。そして今回のように新しい方が出店されたというのも、刺激という意味では外圧といってよいと思うのです。
今、自分に与えられている「外圧」は、自らが変化するきっかけに他なりません。どんなに小さかろうと「刺激」を感じている部分を見逃さず、そのなかで感じている「不」を改善するために必要だと思う事をとにかく考え行動することこそが大切なのです。
外圧をきっかけにして「刺激を感じている部分」を洗い出す。そして検証し、思いつく改善をする。良い方向に向かえば良し、思う方向に向かう事が出来ていないようならば検証し改善する。これをとにかく繰り返すことこそが大切だと思うのです。
この度の「YOROZU salon」では、そんな変わり続ける事の大切さを改めて感じる機会になりました。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。