”いけばな”ではこの時期のお稽古では「ヒオウギ」というお花を生けるのですが、このヒオウギは”祇園祭”や”天神祭”とも関係が深いお花だってご存知ですか
こんばんは。内藤正風です。
今日は13日の金曜日ですね。
まあ仏教徒の私には、クリスチャンの考える不吉はそもそも全く関係ないのですがね(笑)
この時期、いけばなでは「ヒオウギ 」を生けます
今、いけばなのお稽古では「ヒオウギ」という材料をよく使う季節です。
光風流 常廣智甫先生作 ヒオウギの生花
ヒオウギ の所以
このヒオウギは、平安時代などの公家の様子を描かれた絵のなかで、公家が手に持っている「檜扇」という扇子の様なものに形が似ている事からこのように名付けられたと言われています。
ちなみにひな祭りに飾る雛人形で、十二単を着たお雛様が持っているのもこの檜扇なんですよ。
そしてこのヒオウギですが古来より魔除けとして考えられており、現在京都で開催中の祇園祭では厄除けの花として飾る風流が伝わっています。
聞くところによると大阪の天神祭でもヒオウギを飾る地域があるらしいですね。
祇園まつりも天神祭も魔除けを目的としたお祭りですから、厄除けの花であるヒオウギを生けるようになったのも自然の流れだったのだろうなーと思います。
祇園祭の期間をご存知ですか?
ところで祇園祭って、この7月はず~~~っとお祭りの期間中だってご存知ですか?
子供の頃、家の近所の”平野”と言うところに”祇園神社”があり、夏休みに入る直前の土日に出店がイッパイならんでお祭りが開催されていましたし、テレビなどで京都の山鉾巡行が映し出されていたりしていたので、てっきり7月の後半の土日くらいに開催されているお祭りだと思っていたのですが、大人になってから7月の1カ月間ず~~~っと開催されているという事を知ったのです。
雅な夏を過ごすのも洒落乙ですね
また来週に入ると祇園祭関係の報道も増えてくると思いますので、雅なお祭りの映像を見ながらビールをキュッと飲み”夏”を楽しむなんていうのもシャレオツですよね。
あーーこんなん書いていたら、ビールが飲みたくなってきました~~!(笑)
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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