自分が思うほど私達の発信は見られていないし、気にもされていないという現実を目の当たりにして思う事
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ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
昨日は所要のために、教室の開催時間を通常よりも短縮して行ないました。そんな中、時間が短縮されている事を知らずに閉場30分前にお稽古にお越しくださった方があり、申し訳ない事をしました。
情報を皆さんにしっかりと伝えるにはどうしたら良いのか
情報を皆さんにちゃんと知っていただく事が出来るように発信するにはどうしたら良いのか。という事については、私がまだ副家元だったころから頭を悩ませ続けていることの1つです。もちろんいまだに「これだ!」という決定的な妙案は出ておらず、どうするのが良いか模索と試行錯誤を繰り返しているのが実情です。
ちなみに私が若い頃と今とでは、全く環境は違っています。昔は情報をお伝えする手段としては ”紙” の媒体が中心でした。つまり何かお知らせをする時には、チラシや案内葉書やポスターを作り、とにかくそれを関係する各方面に幅広く配布するという手法です。
それが今では、スマホやSNSをはじめとする環境が整い、様々な情報を気軽に発信したり手に入れたりする事が出来るようになっていますので昔と手法は全く変わってきています。
とはいえ、手法が変った事によって情報がしっかりと皆に伝わる様になったのかというと全くそんな事は無く、伝わっている人といない人、そして記憶してくださっている方と忘れてしまっている方がある状況に変わりないのが実情です。
そんな状況を見ていると、発信の手法云々というよりも別のところにポイントがある様に感じています。
すなわち、発信者の伝わっているという思い込み、同じ情報でも聞く人によって価値や重要性がまるっきり変わってしまう事、人は見ているようで記憶には残っていないことが多い事、この3点にあるように思います。
伝わっているという思い込み
まず最初に言えるのは、情報を発信している側は、「こんなに何度もお伝えしているのだから伝わっているだろう」と思いがちですが、これこそが ”伝わっていると決めつけている思い込み” なのだと思います。
今回の教室の時間短縮の件もそうです。
私共の教室では、教室の開催日時を2か月分私のサイトにて公開しています。そして毎月末には、翌月と翌々月の教室のスケジュールを更新しています。なのでいつでも確認していただく事が出来ます。
がしかし昨日の方は、どうやらこの月末の更新前のスケジュールをご覧になって、教室にお越しくださっていたようなのです。
情報は生ものです。なので教室の開催スケジュールを更新した時には、流派の皆さんには更新のお知らせもさせて頂いているのですが、そのお知らせも役に立っていなかったようなのです。
正に「伝わっているという思い込み」が起こっているのです。
情報は人によって価値や重要性がまるっきり違うので、画一的にお届けするにはどうしたらよいのか
情報の価値や重要性は、人によって違ってきます。そして情報は生ものなので、刻々とその内容が変化してゆきます。その上、自分にとって必要であったり興味がある情報と、必要性も興味もない情報とでは、扱いも当然違ってきます。なので、全ての関係する方に情報を同じように届けるというのは極めて難しい事になります。
つまり、興味が無ければご覧いただけない。仮に見て頂けたとしても忘れられてしまう。古い情報と最新情報を混同してしまう事が起こる。という事です。
そもそも情報が生ものであると共に、情報が受け手に左右される存在である限り、全ての方に画一的に届ける事は難しい
こんな風に分析すると、情報はどんな手立てを講じて発信したとしても結局のところ、ご覧くださる皆様による要素を排除できない存在なのだと思います。
という事は、そもそも情報を全ての方に同じように目にして頂き、同じように記憶に残していただく事が難しい事であるというよりも、出来ないという事になるかと思います。
しかしスマホが無かった昔に比べると、比べ物にならないほど情報を届けたり確認していただきやすくなっているのは間違いありません。
なのでここで課題となるのは、情報を等しく画一的に届けると共に理解していただく事が難しいのならば、今行なっている情報発信の手法を継続しながら、別の方策を合わせて講じる必要があるという事なのかなと思っています。
ま、しばらく色々と考えてみたいと思います。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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