「普通」や「常識」ってよく使う言葉ですが、これって実は自分で勝手に決めてしまっているだけなのです
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
先週末にYOROZU salon関係のどなたかとお話をしている中に、「普通とか常識」という話題がありました。
どういうことかというと、人ってよく「そんなん常識やん」とか「普通は〇〇でしょ~」って言うことがありますが、これって実は自分が「常識」や「普通」と決めつけているだけですし、そんな風に言うことによって自分の言動の裏付けにしているだけで、なんの信憑性も無い言葉なのにねって内容です。
お昼休みは本当に12時から13時なのか
例えば「お昼休憩」とか「お昼休み」とかって聞かれたら何を思われますか?たぶん12時から13時のお昼の休憩って思われる方が多いでしょう。しかしこれって単なる思い込みや決めつけでしかないのです。
光風流の支部があり定期的に訪れている中国の海南省では、お昼の休憩は12時から15時までなんです。暑いところと言うこともあり、お昼寝をするのが生活習慣として古来より普通なのです。
これは決して中国全部がお昼寝の文化があると言うことではなく、海南省にお昼寝の習慣があると言うことです。そして言うまでもないかもしれませんが、会社だけではなく官公庁も学校も全てお昼は12時から15時までがお休みになるのです。
どうですか、海南省の人達からしたらお昼休みは12時から15時まであるのが普通だし常識なんですよね。
車は左側通行に決まっている
自動車もそうですね。日本では車は左側通行ですが中国やアメリカでは車は右側通行になっています。なので中国やアメリカの人にとっての常識は車は右側通行、しかし日本の常識では車は左側通行となります。もっというならば、世界の中で車が左側通行の国の方が圧倒的に少数派なのです。
ええ決まりなんて、場所が変われば変わっちゃうのです。
同じ日本の中でも、地域によって風習や文化が大きく違うところもあります。例えばエスカレーターは、関西と関東では右側に立つか左側に立かが違っています。そして同じ関西の中でも京都だけは関東と同じほうに立つようになっています。
それを知らない人がエスカレーターで反対側に立っている人を見た時には、「非常識な人だなぁ!」と感じるかもしれません。しかしそれを知っている人は「あー関東の方から来られた人なんだなぁ」と思っているかもしれないですよね。
そして最近では、立っている人と追い越す人の接触による事故防止のために、「右とか左に寄って立たないようにしましょう」って言われていたりもするようになりましたので、そのうちに右とか左なんて言わなくなるのかなぁとも思います。
「常識」「普通」「決まり」は絶対的なものではない
自分で思っていたり誰かが言う「常識」や「普通」や「決まり」なんていうものは、実は単なる思い込みであったり決めつけているだけのものがとても多いのではないかなと思います。
これは ”いけばな” の作品を作るときにも、よく見受けられる様に思います。自分で勝手にこうでなければならないと言うふうに決めつけてしまい、作品作りの足かせや手かせにしてしまっている場合がよくあるように見受けます。
そう考えると、日ごろの生活の中でも自分自身の行動や発言、発想などに、いろいろな思い込みや決まりを勝手に自分で儲けているのではないでしょうか。
「常識」、「普通」、「決まり」、なんて、場所や文化や風習が変わればコロコロと変わるものですから、自分自身にもっともっと柔軟性を持つことが大切なんだなーと思います。
内藤正風PROFILE

-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。




