新しい魅力や面白い構想を導き出す ”土壌” は全ての方に備わっています。あとは自分の土壌に種を蒔いたり水をやったりするかしないかだけなのです
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日は午後からの会議に出席するために、バスに乗って移動しながらのブログアップです。
魅力は、特別な力が無くても生み出すことが出来るのです
いけばなをしていると、魅力的な作品を作られる方や面白い発想をなさる方があり、一方で、そういう人を見て羨ましく感じておられる方があります。
そんな他の方を見て羨ましく感じておられる方に、私がいつも申し上げている言葉があります。それは、「あなたにも自分だけの魅力や面白さを生み出す素養が備わっているのです。」と。
確かに今すぐに、素敵で魅力的な作品を生み出すことは不可能です。がしかし、目の付け所や発想の仕方などを身に付けることが出来れば、少しずつ魅力的であったり面白味のある作品を生み出すことが出来るようになってゆくことが出来るようになるのです。
”見立て” こそが新しい魅力を引き出す根幹です
「いけばな」の作品作りって、遊び心がないと良いものはできないと私は思っています。子供の様に無邪気な遊び心で作品の構想をして、そのイメージした構想を自分の持てる限りの知識と技術で具現化してゆくということです。
とはいえ、いけばな作品を作り上げている中で、今までに見たこともない新しい形や生け方、すなわち0→1は、そうそう次々に生まれてくるもんではありません。けれども、今自分が持っている知識や技術などを色々と組み合わせてみたり、視点を変えてみたりすることで、新しい魅力を引き出す事が出来る様になります。これを日本では古来より「見立て」といいます。
新しい魅力を導き出す力はみんなに備わっている
子供の頃って、空想の名人でしたよね。積み木、人形、本、ものさし、何でもかんでも手近かにあるものを、集めてきて新しい遊びを作り出していました。アニメとゲームが合体して新しい物語を生み出したり、積み木とものさしが新しいキャラクターになっていたり、その発想力は縦横無尽だったし無限だったと思います。
けれどここで1つハッキリと言うことが出来るのは、これらの発想力って全てが自分の中にあるものしか土台になっていないという事なんです。
自分の中にある引き出しが多ければ多いほど、発想は豊かになります。とはいえこの引き出しは一朝一夕に増やせるものではなく、地道に積み重ねて増やしてゆくしかない作業です。
”いけばな” でいうならば、お花のお稽古をするだけではなく、色々な本を読んだり、映画や絵画を見たり、一見すると「いけばな」に直接関係ある事もそうでない事もどんどん行なってゆくことによって、全てが自分の引き出しの一つ一つになってゆくのです。
引き出しを増やし、その中にあるもの同士を掛け合わしたり足したりすることによって新しい魅力や可能性を導き出すことができるのです。
あなたは日頃の生活の中で、刺激や経験を得ることが出来るようにお出掛けしたり色々なものに興味を持っているでしょうか。これは待っていても誰も与えてくれません。自分で一歩を踏み出すことが唯一必要な事なのです。
新しい魅力や面白い構想を導き出す ”土壌” は全ての方に備わっているのです。あとはその土壌で、土を掘って柔らかくしたり、種を蒔いたり、水や肥料を与えたりという手間をかけるだけなんです。
そう!「やるか」「やらないか」だけなのです。
内藤正風PROFILE

-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。