光風流いけばな展「花と音のアンサンブル」を開催しながら思った、人が集う事の魅力とそこから生まれる可能性
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今月頭の7月5日(土)6日(日)に、創流65周年を記念したイベントとして「光風流いけばな展 花と音のアンサンブル」を開催し、そのいけばな展の中で「音楽家の生演奏と、いけばなデモンストレーションのコラボレーション」を行ない、大好評をいただきました。
そんないけばな展から、まだ1カ月過ぎていないのに、気持ち的には2~3か月前のように感じるのは、一気に駆け抜けたからなのかなぁと思っています。
ちなみに今は、この時にプロにお願いして撮影していただいた動画が編集も終えて出来上がってきたので、デモンストレーションをしてくださった皆様にお渡しできるように、メディアに1つづつコツコツと入れる作業を日々行なっています。
デモンストレーションを担当してくださった皆様、今週末には各支部にお渡しすることが出来ると思いますので、もうちょっとだけお待ちくださいね。
人と人が集うという事
このいけばな展とデモンストレーションを行なっている時に、改めて感じたことがあります。それは、笑顔って人と人が集った時にそのスタートがあるなぁという事です。
人と人が出会い、話をするから笑顔になる。話をするから理解や絆が深まる。話をするから同じ時間を共有した分だけ同じ価値観の共有につながる。
そして、そう言うことを積み重ねるから、幸せを感じる事が出来るし、その幸せが大きくなっていく。
これって人の幸せの基本だよなぁと、その時に皆さんのお顔を拝見しながら思ったのです。
人が集うには、そこに必ずキッカケがある
人が集うって、何もないのにそういう行動にはなりません。人が集うにはそこに何か「キッカケ」が必ずあるのです。そして「いけばな展」は、色々な人々が集うキッカケになることが出来るのです。
いつも出会っている人。久しぶりに出会う人。仲間。友達。会社の同僚。地域の人。初めて会う人。ありとあらゆる人がその対象になります。
そして誰かを誘うキッカケとしても、役立てて頂くことが出来ます。「○○さんがいけばな展しているそうなので、一緒に行かない」って。
こんな風に人が集うキッカケを作り出すパワーがある「いけばな」って、本当に凄いなぁと思いますし、そんないけばなに携わることが出来て良かったと思うし、いけばなの家に生んでもらえてよかったなぁと思います。
みんなの笑顔が生まれるキッカケになりたい
私の中で、以前から持っている大きな思いが有ります。それは「皆さんが集い、そしてそこから生まれる笑顔や幸せ物語のキッカケになる事が出来たなら幸せだなぁ」って事です。
けして何か大きなことをしようとか、そう言う大それたことを思っているのではありません。
誰かと誰かが出会うキッカケになる事が出来たらいいなぁとか、新しい話が生まれるキッカケになる事が出来たらいいなぁとか、みんなで楽しい事を行なうキッカケになる事が出来たらいいなぁとか、そんな程度の事です。
けれどそんな事がスタートになって、私の身の周りに居るみんながクスッって笑って笑顔になってくれたり、ほんのりとでも幸せを感じてくれたら、うれしいなぁって思うのです。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。