前例踏襲や真似から魅力的なものは生まれません。まずは自分達自身が「面白い!!」と思えることをしないといけないのです
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日は朝から地域の少年野球大会の開会式に行ってきました。9時でも外にいると汗が噴き出してくる暑さで、こんな中、野球をする子供たち、大会を支えてくださっている皆さん、そしてご父兄の皆さんには、水分補給をしっかり行っていただきながら、楽しい大会になればいいなぁと思いながら帰ってきました。
令和7年光風流新年賀詞之会実行委員会がスタートを切りました
光風流では令和7年の新年賀詞之会の準備が7月から始まっており、先日、2回目の実行委員会が開催されました。ちなみに私はこの会議には出席しません。それは遊んでいるわけではなく、私が出席することによって私を気にした空気感になるような事がなく、自由な会議を行なっていただきたいと思っているからです。
そんななか実行委員会の皆様には、「去年と同じ様に」と言う考え方はしないでくださいね。とお伝えさせていただいています。特に「前例踏襲や真似は絶対にしないでね」という事については、絶対にそうならないように特にお願いをさせて頂いています。
人は決まりを作って、それに従いたいと思う動物だと思います
なぜ私が「去年と同じ様に」と言う考え方はしないでくださいとお願いするのかというと、光風流の事業や会議だけに限らず、色んな機会や場で「前年度はこうしていた」とか、「これまでからこういう風に決まっている」とか、知らない間に ”決まり” や ”決め事” が出来上がっていたりすることが多いからです。
こういう状態を見ていると、人って「自由にしたい」と自分では思っていながら、自ら決まりを勝手に作っていたり、人に決まりを押し付けていたりすることが好きな動物なのかなと感じます。
ま、確かに、決まりがあればそれに従っておけば何も考えなくてすみますし、何かしら不測の事が起こっても「決まっている通りに行なったので」と言い訳も簡単ですしね。
前例踏襲や真似からは魅力的なものは生まれない
前年度の例を踏襲する、これまでの真似をする、そんな事をしていたのではこれまでを超える様なものなんて絶対にできないです。だって真似は100パーセント真似を出来ても、そのものと同じものしか生まれてきません。
って言うか、真似には目新しさや驚きはないわけですから、その分をマイナスすると、最大でも90パーセントくらいがいいところになっちゃいますよね。いや、70%って感じかな。
なので、良いモノを作り出そうと思ったら、真似や踏襲ではなく、自らが面白いと思う事をしっかりと行わなければその可能性すらなくなっちゃうという事なのです。
そして何よりも、真似や踏襲なんてしていても、自分自身が面白くないじゃないですか。自分たちが面白いと思うものを模索し、試行錯誤することこそが大切なのです。
時代はどんどん移り変わっています
思考停止に陥った前例踏襲からは魅力的なモノは生まれてきません。ましてやコロナ禍で、世の価値観や好みなど、この数年でまるっきり違ってきているのですから。
一例をあげると、コロナ禍のときの密を避けるとかそんな事を参考にして、「前はこうだった」とか「これまではこうだった」なんて言っても、全く意味がないですよね。こんな風に考えると、前例踏襲や真似がいかに無意味な事か、お分かりいただけると思います。
という事で今日は、前例踏襲や真似の無意味さについて書いたブログだったのですが、光風流の新年賀詞之会実行委員会の皆さんへの業務連絡みたいになっちゃいましたね。
けれどこれは、光風流の役員の先生方をはじめ各位に是非とも忘れないようにしていただきたいことですので、どうぞよろしくお願いいたします。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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