前例踏襲や真似から魅力的なものは生まれません。まずは自分達自身が"ニヤッ"としてしまう様な事にこそ「面白い」が内包されているのです
こんにちは、内藤正風です。
今日は涼しい1日になりました。ま、曇っているからという事が一番大きな原因ではありますが、こういう時期って流れるほどの汗はかかないですが、じんわりと気付かない程度には汗をかいているので、意識して水分補給をしないといけないだろうと思って、2~3時間ごとに何かを飲むようにしています。
人は決まりを作りたがる動物です
光風流では令和5年度の新年会の準備が先月から始まっており、先日の日曜日には2回目の実行委員会が開催されました。
ちなみに私はこの会議には出席しません。それは遊んでいるわけではなく、私が出席することによって私を気にした空気感になるような事がなく、自由な会議を行なっていただきたいと思っているからです。
なのでこの新年会実行委員会の立ち上げを行なう際には、その事業についての目的と、必ず行なって欲しい事3つ、①式次第には、家元の挨拶と花手前と会員代表挨拶と光風流カレンダーの作者紹介は必ず入れてね。②前例踏襲や真似は絶対にしないでね。③事業収入が出来る様にしてね。って事だけをお伝えして、自由にしてもらっています。
特に「前例踏襲や真似は絶対にしないでね」という事については、絶対にそうならないように特にお願いをしています。
決まりが出来ると、知らず知らずに人に押し付けています
なぜ私がこのように思うのかというと、この新年会実行委員会や光風流の会議だけに限らず色んな機会や場で、前年度はこうしていたとか、これまでからこういう風に決まっているとか、知らない間に決まりや決め事が出来上がっていたりすることが多いからです。
こういう状態を見ていると、人って「自由にしたい」と自分では思っていながら、自ら決まりを勝手に作っていたり、人に決まりを押し付けていたりすることが多いのではないかなぁと感じるからなのです。
前例踏襲や真似からは魅力的なものは生まれない
前年度の例を踏襲する、これまでの真似をする、そんな事をしていたのではこれまでを超える様なものなんて絶対にできないです。
だって真似は100パーセント真似を出来ても、そのものと同じものしか生まれてきません。
って言うか、真似には目新しさや驚きはないわけですから、その分をマイナスすると、最大でも90パーセントくらいがいいところになっちゃいますよね。いや~70%って感じかな。
なので、良いモノを作り出そうと思ったら、真似や踏襲ではなく、自らが面白いと思う事をしっかりと行わなければその可能性すらなくなっちゃうという事なのです。
そして何よりも、真似や踏襲なんてしていても、自分自身が面白くないじゃないですか。
自分たちが面白いと思うものを模索し、試行錯誤することこそが大切なのです。
時代はどんどん移り変わっています
思考停止に陥った前例踏襲からは魅力的なモノは生まれてきません。
ましてや今時代はコロナ禍で、半年前と今とではコロナの状況や人々のコロナに対する気持ちや行動も全く変わってきます。分かりやすい例を挙げるならば、第6波の感染者数がピークだった今年の2月にはまん防が発出されたり人々はコロナ感染を恐れて外に出かける事も控えていましたが、今回の第7波では感染者数は第6波と比べると2倍以上になっているのに、まん防は発出されないどころか皆さん普通にお出掛けされていますよね。
そんななかで「前はこうだった」とか「これまではこうだった」なんて言う前例踏襲や真似がいかに無意味な事かは、お分かりいただけると思います。
という事で今日は、前例踏襲や真似の無意味さについて書こうと思ったBlogだったのですが、光風流の新年会実行委員会の皆さんへの業務連絡みたいなBlogになっちゃいましたね。
ま、それも良しという事で。(笑)
来年の新年会が魅力的なものになるように、新年会実行委員の皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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