「連れ持って行こか」という思考の、一見すると良さそうに見えるけれど実は危険な側面について

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日は私ども光風流のSNS委員会の会議を開催しました。この度は、本部SNS委員さんと各支部のSNS委員さん合同の会議を行ないましたので、大人数の会議で充実した時間になりました。

「連れ持って行こか」は危険な思考です

そんな会議の中では、色々な意見やお考えが出てきて有意義なだったのですが、そんな中で1つ私なりに気になった点がありました。それは「連れ持って行こう」的思考です。
例えば、何か1つの事に取り組んだり行なったりするのに、”みんなで一緒に”とか、”みんな同じように”という考え方や行動でないといけないという事です。

みんなで一緒に同じ経験をしようとか、みんなで一緒に同じ学びを得たりレベルアップしようというのは、とても素晴らしいことだと思います。がしかしその思考が過ぎると、みんな一緒で ”なければならない” とか、みんな同じで ”なければならない” という決めつけになり、その思考は破綻しているといわざるを得ないと私は思うのです。

得意なSNSのメディアを自分で作りましょう

SNS委員会という名称がついているくらいですから、SNSを例にして考えてみたいと思います。
SNSには本当にいろいろなメディアがあります。Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、Threads、Linkedln、WeChatなどなど。
そんな中で「これを使わなければならない」と決めても、それぞれの方によって日頃使われているメディアは違っています。
なのに、日頃Instagramを中心に使っている人にFacebookを使うように言っても、日頃使っていないメディアはフォロワーも少ないので、そんなメディアで情報発信しても誰にも見てもらうことはできないですよね。
なのでここで大切な事は、友達や知り合いに見てもらうことができるメディアを「自分で育て作り上げる」という事なのです。

SNSに、あなたのアンチはいますか

SNSは投稿したから見てもらえるものではありません。日々何かしらの投稿を積み重ねているからこそ、見てもらう事が出来るようになるものなのです。
ハッキリ言います、あなたの投稿は誰にも見られていません。みんなに見られているなんて単なる妄想です。なんなら見られていないどころか、SNS上ではあなたの
存在すら無いのです。

ではどういう方ならば見られている(ある程度の発信力)といえるかというと、私の基準では「アンチがいるかどうか」です。
発信が一定以上見られるようになると、必ずアンチが出てきます。私で例を挙げますと、「先祖を大切にしないといけないからお盆は大切だ」という投稿をすると、先祖を大切だという考えは前時代的思考なのでおかしいというようなコメントが入ってきたりします。あるいは広島の原爆死没者記念碑にかかれている碑文 ”安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませんから” は、主語をハッキリさせるべきだと投稿すると、日本は戦争をしたのだから原爆を落とされて当然だっていうコメントが入ってきたりします。たかだか私程度の発信でもです。

なので私がハッキリという事ができるのは、アンチすらいない人の投稿は、ほぼほぼ見られていないという事なのです。ええ、アンチすらいないなら、誰にも見られていないのだから、安心して投稿すれば良いのです。

誰かと一緒に歩調をそろえて成長したり上達したりすることなんて、絶対にありません

発信力を高めようと思うのならば、次の2つがまず不可欠だと思います。

まず1つ目は「まず投稿をする」という事。投稿もせずに、あるいは、たまにしか投稿せずに、あなたの発信力が高まることは ”絶対に” ありません。
そして2つ目は、自分の得意なSNSを決めてそこにしっかりと投稿し続けて、フォローしてくださる方やコメントをくださる方を地道に増やしてゆく事です。

これらは基礎中の基礎で、これらを抜きにして誰かが見てくれるなんて思わない事です。こんな作業を誰かと一緒に歩調をそろえて行ない、そして誰かと同じ様に成長したり上達したりすることなんて絶対にありません。
なのでとにかく地道に発信して、フォローしてくださる方を増やしてゆきましょうね。

 

 

 

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。