人の魅力って人生の積み重ねが根本であり、その積み重ねた経験が人と違うものであるほど魅力になるのです
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ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日のブログは、昨日のブログ「弦楽五重奏といけばなのコラボを見ながら思った、生だからこその価値と記録だからこその価値」の最後でちょっとだけ触れた「人の魅力」ということについて、私見を書きたいと思います。あくまでも私の考えですので、そんなの違う!って言われましてもどうにもなりませんのであしからず(笑)。
今の自分を作りあげているのは過去の自分です
結論から言います。私は人の魅力は「これまでに人生でどんな経験をしてきたのか」という事だと思っています。
人は、自分の思い通りにならない事が沢山あります。特に知識や技術的な成長とか、人間的な成長がまだ未熟な間は、自分の思うようにならなくてイライラしたり、落胆したり、不平不満をぶちまけたりすることがあります。
ちなみに若い時に思うようにならないのは、神様が「君にはまだチョット早いよ~。もっと勉強しもっと経験を積んでからチャンスをあげるからね。」って言ってくれているのだと私は思っています。
自身のレベルがそのステップに到達できていないという事は、自分では出来ると思っている事であっても時期尚早と言う事であったり、過去の自分の積み重ねの結果からそうなっているって事なのです。
技術や知識ではそのステップに到達していても経験と言う部分が足りなかったり、年数だけは重ねていてもそれ以外の部分が足りなかったりと、状況は様々です。
自分自身を振り返ってみても、思うようにならなかったからこそ大きな失敗をしなくて済んでいる様な事もありますし、その時には不幸な事だと思ったようなことも沢山ありました。しかしそう言う1つ1つの出来事が積み重なって今の自分が形成されているのは間違いのない事実だと思うのです。
身の回りで起こっていることは全て「必然」なのです
私で例を挙げれば、15歳の時に母を亡くし、34歳の時に父を亡くしています。その事だけを切り取って見ると、大変だったね。。可哀想に。。。とかって感じなんだと思います。
しかし両親ともに健在だったら、私はたぶん見事な「ダメ夫ちゃん」になってしまっていたんじゃないかと自分では思っています。
親が亡くなった時にはショックでしたし、もちろん悲しかったです。しかし今から考えると、私を成長させ育ててくれた要素に「私が若い時に両親が亡くなる」と言う事も大きな要因になっているのです。これも私にとっては必要な事、すなわち「必然」だったのだと思います。
他にもいくらでも例をあげる事は出来ますが、ここで重要なのは例ではありません。
大切なのは「人と同じ経験ではなく、人と違う経験こそが人の魅力を作りあげる」という事です。そして「今の自分を作りあげているのは過去の自分だ」ってことなんです。
今を作っているのは、過去の自分
今、毎日が思うようにならない人がおられると思います。日々が楽しくない人もおられるでしょう。心の底から笑う事が出来ない人もあると思います。
そういう皆さん、今は諦めて下さい。だってそれは過去の自分が行なってきたことの積み重ねの結果なのですから。
つまり今を作っているのは「過去の自分」なのです。
しかしそういう皆さんは悲観する必要はありませんよ。だって未来を作るのも自分自身なんですから。
未来を作るのは今の自分
今を作っているのは過去の自分という事を書きましたが、それはすなわち未来を作っていくのは今の自分自身だという事でもあるのです。
未来を楽しいものにしたいですか?毎日笑いながら過ごせるようになりたいですか?自分の希望が叶うようになりたいですか?
そういう人は、今を一生懸命に生きる事です。
自分で自分を甘やかさず、自分でハードルを下げるような事もせず、今日出来る事を明日に先送りにしない事です。
そして他の人が避けるようなことを経験してゆけば、色んな事を知ったり経験したり学んだりすることが出来、全てが人間的な魅力に熟成されてゆくのだと思います。
失敗こそ宝物です
失敗と成功のどちらが良いかと聞かれたら、大半の人が成功と言われると思います。しかし私は成功からの学びや得るものよりも、失敗からの学びや得るものの方が人間的魅力の創造には何倍も大きい効果があると思っています。
それに何よりも、失敗話の方が話としては絶対に面白いのですから。
人の成功話なんて聞いていたら「自慢か??」って思ったり退屈したりします。しかし失敗話は聞いていて飽きないですよね。ってことは話題が豊富な人になることができるってことでもあるのです。
今の自分を変えれば未来は確実に良くなります
今日を変えたからと言って、すぐに明日が劇的に変わる事はありません。しかし未来を良いものにしたいと思うのなら、今日を変えなければ未来も変わる事はありません。
一つはっきりと言う事が出来ます。
過去のあなたが今日のあなたを作っているのです。今日のあなたが未来のあなたを創るのです。
未来のあなたは今のあなたが作る必然なのです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。