体調の悪い時は「用心のために休みます」と言える勇気と環境が大切ですし、コロナ感染や濃厚接触者になり当日欠席があるという想定で物事を進めてゆく事こそが危機管理になるということ

こんにちは、内藤正風です。

今日は朝から光風流本部いけばな教室でお稽古日の1日です。

コロナの感染が日常の話になってきました

いま日本はコロナの真っ只中にいます。ニュースでは北日本は感染者数が減少傾向にあると報道されていますが、感染者が増え始めたのが北日本よりも少し遅かった西日本は、まだまだ感染増加の真っただ中にいます。
私の身の回りや光風流においても、半月前くらいからは常にだれか感染された方か濃厚接触者になられた方が居られる状態が続いています。

日頃お世話になっているお医者様によると、「兵庫県から毎日発表されているコロナ感染者の情報は、そこに表示されている人数の最低3倍くらいの感染者がいると思ったほうがよい」とのことでしたので、昨日発表されていた感染者数は8760人でしたのでそこから考えると26000人以上の感染者があるという事になってきます。
また別の仲良くさせて頂いているお医者様によると、コロナ禍に入ってから自分の医院で行なっているコロナの検査で、これまでに見たこともないほど多くの人数の陽性者がPCR検査で出ているとも仰っていました。

こういう様子を総合すると、これまでに無いコロナの拡大がいま起こっているという事は、簡単に想像できる事だと思います

熱を測定して37.5度以下だから良いというわけではないと思います

色んな所で体温の測定が日常になっています。そして体調の確認も普通の事になっています。
しかしここで注意が必要だと思うのは、熱が37.5度以下だったら良いという事ではないですし、なんとなく「たぶん風邪だろう」という素人判断をしてもいけないと思うのです。

光風流では各事業を行なうときや各教室を開催するときには、体温測定を義務付けており、この測定時に37.5度以上の人にはお帰り頂く事に致しております。
ただ同じ37.5度以下であったとしても、日頃は体温が36度の方が、測定時に37度あったら熱があるって事ですよね。普段とは1度も体温が違うので明らかにおかしい状態だということが出来ると思います。
日頃から体温が低い目の方、日頃から体温が高い目の方、20代の方と80代の方、体温には個人差がありますから、一律に37.5度以下だから良いという事ではなく、日頃の体温よりも明らかに高い場合にはコロナ感染を疑ったほうが良いと思います。

体調が何となくおかしいというのも、まずはコロナ感染を疑ったほうが良いと思います。特に人が集まる場所に出かけられるような場合には、PCR検査は必須だと思います。
なので体調がおかしいけれどもPCR検査をするほどでもないと思われるような場合には、少なくとも約束や予定はキャンセルして自宅で様子を見るという決断も必要になると思います。

いまはいつ自分がコロナ感染者になってもおかしくありません。濃厚接触者ももちろんです。そんなご時世なのですから、感染しないように気を付けるのは言うまでもありませんが、それだけではなく自らの体調をしっかりと意識して、ちょっとでもおかしいと思ったらお出掛けを控えるという勇気が大切だと思います。
なぜならそれこそが、コロナを周りに拡散しない唯一の方法なんですから。

「体調がなんとなくおかしいので休みます」という勇気と、そう遠慮なく言うことが出来る環境が大切です

今のこの感染拡大状況を見ていると、体調が日常とちょっとでも違うと感じたらお出掛けを控える事も大切だと思います。
「体調が何となくおかしいような気がするので、用心のために休みます」と言える勇気。
「いつもより体温が少し高いようなので、用心のために休みます」と言える勇気。
そして「体調が少しでもおかしいと思ったら、無理して行こうと思わずに遠慮なく休んでください」というゆとりある環境と休める体制づくり。
これこそが身の回りの友達や仲間を守る、唯一無二の方法だと思うのです。

休んでみて「あっコロナじゃなかった」という事で、単なる思い過ごしで済んだのならそれでいいんですから。
なんか体調悪いけれど、大丈夫だろう。。。は馬鹿野郎です。
これからはお互いに注意する事が大切な時代だと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。