コロナが日常の一部になってきた中で感じる、「良い慣れ」と「悪い慣れ」ということ
こんにちは、内藤正風です。
今日は朝からお出掛けしたり、ゴソゴソしたり、事務をしたりと忙しくしています。この後午後過ぎからはお出掛けもしないといけませんし。
人間は慣れの生き物です
コロナ禍も丸3年になり、一昨年と去年、そして去年と今を比べると、皆さんのコロナの捉え方や意識や対応が全く変わってきています。
その原因にはワクチン接種やコロナに感染しても重症化する人が少なくなってきたという弱毒化など色々な要因があるのでしょうが、一番大きなのは「慣れ」だと私は思っています。
人間は慣れの生き物です。
例えば先の戦争の時に、空襲を受けて戦火の中を逃げ惑う状況で、死体が周りにゴロゴロしている中でも精神的におかしくなっちゃったりせずに生き延びたり、これまで毎日決まった時刻に出かけて会社に行っていた人が、コロナ禍で在宅ワークに切り替わり、最初は1日中家にいるのがしんどいとか言っていたのが、だんだんそういう生活が日常になって普通になっていったりたりと、慣れるまでの期間やストレスの大小は別にして、その環境に対応することが出来る生き物だということは間違いありません。
コロナが日常の一部になってきた2022年の年の瀬
コロナが拡散し始めた最初のころは、コロナに感染した人を差別したり村八分状態にしたりと無茶苦茶な状態になっていました。いうなれば心も身体もカッチンコッチンに固くなっていました。
しかし現在の状況はというと、コロナの感染者や濃厚接触者が身の回りに溢れていて、コロナがものすごく身近な病気になっているように感じます。
最近のコロナ感染者数は、私どもの地元兵庫県では先週末で6090人になっていました。
※月曜、火曜のデータは当てにならないので、先週金曜のデータを引用させていただきました。
が、しかし、この数字ってコロナの陽性者が全数表示されているわけではなく、陽性になって保健所に届けられた人だけの人数になりますので、日頃お世話になっているお医者様によると、この発表されている人数の最低3倍くらいの感染者がいると思ったほうがよいとのことでしたので、そうなると18000人以上の感染者という事になってきます。
また別の仲良くさせて頂いているお医者様によると、コロナ禍に入ってから自分の医院で行なっているコロナの検査で、これまでに見たこともないほどの人数の陽性者がPCR検査で出ているとも仰っていました。
そういう状態を見ていると、人々のコロナに対する慣れとそれに伴う心のありようが、かなり柔らかくというかコロナを特別視しなくなってきているように感じます。
慣れには良い側面と悪い側面がある
いつまでも「コロナは怖い。。」という状態では世の中の何もかもが壊滅してしまいますから、慣れるという事はとても大切なことだと思います。
現実に今年の年末は、コロナ禍以降これまでにないほど世の中が動くようになっています。その意味では「慣れ」の良い面が出ているのだと思います。
しかし、慣れには良い側面ばかりではありません。ヒューマンエラーと呼ばれるようなものは、慣れる事によって起こったりする場合が多いです。
例えば、いつもと同じだからチェックをつい怠ってしまったとか、いつもと同じだから大丈夫だろうとタカをくくってしまうというような事は、慣れの悪い側面が出てしまう事によって起こりますし、そういう事が得てして大事故の原因になってしまっていたりすることが多かったりします。
世の発展のためには慣れは絶対に必要なのです
慣れるという事はとても大切なことです。それは時代は常に移り変わり、新しいものがドンドン生まれ、病気だけではなく知識や技術や世の中の全てが変化してゆくのですから、慣れる事によって対応することが出来るようにならなければ生きてゆく事すらままならなくなってしまいます。
しかし先にも書いたように、慣れには良い側面と悪い側面があるという事も忘れず、良い慣れや必要な慣れはどんどん早く身に付ける様にしながら、悪い慣れは意識して排除してゆくようにしなければならないと思います。
という事で、とりあえずは年内を無事に乗り越えて、良い年を迎える事が出来る様にしたいですね。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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