明日は「秋分の日」です。 あなたは秋分の日が、どういう意味か知っていますか?
昨日は新しいスタートを切る事が出来て、今日は朝からテンションUPの光風流家元 内藤正風です。
私がなぜ朝からテンションが高いのかは、昨日の私のブログ
「朋(友)あり遠方より来る、また楽しからずや」
を見て頂ければわかりますよ。
(笑)
さて、明日は「秋分の日」です。
秋分の日は国民の祝日ですが、この日が、どういう意味で国民の祝日に制定されているか知っていますか?
秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨とされている祝日なんです。
この秋分と春分は、どちらも二十四節気のひとつで、昼と夜の長さがほぼ同じになり、暦の上では春と秋の折り返し地点となります。
「いけばな」では、五節句や二十四節気のことを大切に考えます。
これは日本人は農耕民族として歴史を積み重ねてきていますので、季節の移り変わりと言う事がとても重要な事ですし、その様な中で春分の日や秋分の日が中日にあたるお彼岸は、春の種まきや秋の収穫と深く結びつき、自然に対する感謝や祈りを根底に持ちながら、先祖に対する感謝の気持ちにもつながり、大切な行事として扱われるようになりました。
大げさにお墓参りをしろとは言わないです。
(できるならお墓参りをして頂ければ最高嬉しいですが。。。)
お花を生けろとも言わないです。。。
(生けろ~っ!って言いたいところですが。。。(笑))
チョットご先祖様の事に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
ご家族でお爺さんやお婆さん、お父様やお母様のお話をしてみてはいかがでしょうか。
(悪口じゃないですよ)(笑)
たったそれだけで秋分の日が、単なるお休みと言う事ではなく、意味が有る一日にする事が出来るようになると思います。
今貴方がここにいるという事、それは何百代という祖先が歴史を積み重ねてきた証なのです。
日本は今年建国2675年になります。
紀元前660年に日本の初代天皇の神武天皇が即位された日が、日本の国の始まりになります。
すなわち貴方の命は、すくなくともこの時から営々と命のバトンの受け渡しが行われてきて今日があるという事です。
外国から来られた方も、それぞれの国で、あるいはもっと言うならば、人類誕生の昔までさかのぼって、命のバトンの受け渡しが行われてきているという事なのです。
貴方にはあなたの知らないご先祖様が、百代、百五十代、あるいは二百代と居られるのです。
だから今貴方はここにいるのです。
貴方が今ここに存在している事への感謝。
貴方の愛する奥様や彼女が、存在している事への感謝。
貴方の大切な子供が、存在している事への感謝。
見たことも聞いたこともないご先祖様に想いを馳せ、そして感謝をする日。
これが祖先を敬うという事なのです。
貴方が今、ここにいること自体が奇跡ですし、とても尊い事なのです。
その事にちょっとだけでも感謝の気持ちを持てるならば、お仏壇の有る無しや、ご両親の存命にかかわらず、心の中でちょっとだけ思ってみてください。
それだけで貴方の命の煌めきはとても大きなものとなります。
だって貴方の後ろには数えきれない命のリレーをしてきたご先祖様が居てくださるのですから。
明日の秋分の日はそんな機会にしてみてはいかがですか。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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