私はこれまでに経験した失敗からの学びによって出来上がっています。だって失敗は恥ずかしいのではなく、失敗から何を学ぶかが大切なのですから
こんにちは、内藤正風です。
今日は久しぶりに良い天気でした。
とはいえ良い天気だからと言って、遊びに行こう~!ってお出掛けも出来ないので、研究会を行なっている教室の窓から見える空を見て「綺麗な青空だな~」とか、陽の光が窓から差し込んできているのを見て「気持ちよさそうだな~」とか思いながらの1日でした。
失敗は学びの種なのです
いけばなのお稽古は、失敗の数が経験と呼ばれます。
これはいけばなのお稽古だけではなく全てに言える事でしょうが、成功体験からの学びよりも失敗からの学びのほうが圧倒的に大きいのはご存じの通りだと思います。
なので大きく成長したければ、如何に沢山の失敗を積み重ねるかだと言い換えることが出来ます。
しかしここで勘違いをしてはいけないのは、何でもいいから失敗すればよいという事ではありません。良い学びとなる経験の積み重ねが大切だという事です。
よくある、自分がこういう失敗をしたから後輩にも同じ失敗をさせて。。。なんてことは1mmも思いません。
だってそんなのはただの自己満足でしかなく、最初から失敗するって分かっている事は「○○をしたら失敗するよ」って教えてあげて無駄な失敗は無いほうが良いのですから。
大切なのは、命取りにならないように失敗させてあげて、学びを得ることが出来る様にしてあげる事だと思います。
みんな失敗を積み重ねて成長しています
いけばなのお稽古をしていて、枝を折ってしまう事は恥じる事でも何でもありません。
失敗は恥ずかしい事ではないのです。
ハッキリ言って、失敗無しにいけばなの技術を習得したり上達をした人は絶対にありません。
お仕事でも人生でも同じ事だと私は考えています。
会社に勤め始めて、失敗無しに定年まで勤めあげた人なんていないでしょう。特に若いころなんて失敗だらけで、上司や先輩に助けられたおかげで、色んな学びや経験を得てきたのだと思います。
人生でも同じでしょう。生まれてから失敗なんて1つもなく死ぬまで過ごしたなんて人も、まずいないと思います。
私もそうです。
幼少のころからわんぱく+やんちゃ+ごんたで、喧嘩する、先生の言うこと聞かない等々、小学校や中学校の時には毎学期、親は学校に呼び出されていました。
高校や大学の時には、喧嘩やタバコで停学にはなるし、大学なんて趣味のスキューバダイビングとスキーやスノボ、そして車のレースをするためにバイトに明け暮れて、ギリギリ単位が取れればいいってろくすっぽ勉強なんてしていないし。。。
仕事をし始めてからも、失敗だらけといっても過言ではありません。
とはいえ褒められたことではないのは重々承知していますが、そういう事の全てがあったからこそ今の自分を構成している要素になっているのは間違いのない事なので、私はそういう若い時のことを吹聴することもしませんが隠して無かったことにしようとも全く思っていません。
だってそれも含めて今の私なのですから。
失敗が恥ずかしいのではなく、失敗から何を学ぶかが大切
そうそう、こういう事を話していると、「若い時の事を知っていますよ」的なことを言われる方がたまに居られますが、私の若い頃のことをご存じの人はその時代その時代の同級生やご近所さん、関わりのあった方など世の中にごまんと居られます。(笑)
そして本当に私の事を深くご存じの方は、そんな事をわざわざ言われないです。いうなればすぐご近所の生まれた時からず~っと間近かで親と同じくらいに見てきている親戚のおばちゃんが、若い時の事を知っているよ~なんて言わないのと同じです。
ま、私は若い時のことを隠そうとは思っておりません。良い事も悪い事も全て私です。あっ、良い事なんてほとんどしていないから、悪い事ももっと悪い事もでしょうか。(笑)
私の事をみて「育ちの悪い奴だな」と思われる方もあるでしょう。ガサツな奴だと感じられる方もあるでしょう。その人がそう感じられたらそういう事なのだと思います。
しかしそれで良いとは思いませんので、少しでも自己成長できるようにしてゆきたいとも思っています。
失敗が恥ずかしいのではなく、失敗から何を学ぶかが大切なのだと思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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