「100か0か」ではなく「100に少しでも近づく為に何が出来るか」を考えたほうが先に進むことが出来る
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こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
昨日は光風流本部いけばな教室において講習会を開催しました。この講習会は毎月1回定例で開催しているもので、幹部の先生方を対象にした講習会になります。
今月8日よりコロナも2類から5類となりましたので、検温や体調の確認などもないかたちで久しぶりの開催となりました。
とはいえ、換気とかは気を付けながら開催しているのは言うまでもありません。
コロナ禍を乗り越えたおかげで進化した講習会
この約3年間はコロナ禍ということで不自由な時間となりました。コロナが拡散しはじめた最初は、講習会を延期にしたこともありました。しかし早い段階からオンラインで講習会を開催することが出来る様に対応していったので、日程を変更して別日にオンラインで開催することで1回も休みにすることなく講習会を開催することが出来ました。
そして他にも、本部いけばな教室でリアルで講習会を開催しながら、コロナ感染が気になる方にはお家で受講していただく事が出来る様に、オンラインとオフラインの併用による開催なども行なってきました。
そのお陰でコロナ禍を乗り越えた今では、コロナ前には無かった進化した方法も取り入れながら講習会の開催を行なう事が出来る様になっています。
講習会を受講出来る方法はリアルだけではない
現在私どもが開催している講習会には、3つの受講方法があります。
まず1つはリアルでの受講です。
これはこれまでの講習会の形と同じで、所定の日時に光風流本部いけばな教室にお越しいただき講習会を受講して頂くものになります。実際にお花を生けるという行為があるお稽古ですから、言うまでもなくこの形が基本形になります。
2つ目の受講方法として、オンラインでの受講です。
コロナが2類から5類になったとはいえ、コロナが無くなったわけではありません。なのでコロナに感染したけれど熱もなくしんどくもなく元気です。という場合や、講習会を欠席するほどではないけれど体調がおかしく、もしコロナだったらいけないので用心します。というような場合にオンラインで受講していただく事が出来ます。
このオンライン受講の利点は、画面を通じたリアルタイムなので、質問などその都度していただく事が出来るという事です。
そして3つ目の受講方法として、動画での受講です。
講習会が月に1回とは言え、日曜日には地域の行事と重なったりご家族でのお出掛け、仕事関係の用事など、どうしても外せない予定が重なったりしてきます。そんなときにこれまででしたら欠席という事で、全く学ぶことが出来なくなってしまっていたのですが、動画での受講を行なえば、講習会当日やその時間に差し支えがあっても、自分の都合の良い日時に録画された動画を見ながら講習会を受講していただく事が出来る様になります。
「100か0か」ではなく「100に少しでも近づく為に何が出来るか」を考えたほうが先に進むことが出来る
オンライン受講も動画受講も、リアル受講に勝ることはできません。それは言うまでもありません。しかしだからと言ってリアル受講しか認めないという事では、100か0かの考え方になってしまうと思うのです。
100と0どちらが良いか?と問われれば100となります。しかし世の中は100か0かや、白か黒かの様に二極で物事を考える事はできません。
100と0の間には1から99までの数字があります。白と黒の間には薄いグレーから濃いグレーがありますし、白にも黄色っぽい白や青っぽい白などもあります。
なので講習会では、0にならないために何が出来るのかを考え行動することこそが大切だと思うので、リアル受講だけではなくオンライン受講や動画受講も取り入れているのです。
コロナでの経験や学びはこれからの武器になる
コロナ禍でこの3年間、私たちは様々な取り組みを行ない、沢山の学びや経験を得てきました。そしてそれらの学びや経験はコロナが5類になったから必要なくなったという事ではなく、これからどんな風に役立てる事が出来るかを考え取り入れていったほうが絶対に良いと思うのです。
コロナでの学びや経験は、これから私たちが進化進歩してゆくうえで大きな道具になると、そう私は思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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