オンラインやSNSなど新しいものは分からなくて当然です。だって経験ないんだもん。だからこそ気軽に遊んで楽しんでみるのが一番成長につながるのです

こんにちは、内藤正風です。

光風流では、朝からオンラインの支部講習会を2つ並列して開催し、午後からはオンラインでSNS委員会を開催して、オンラインだらけの1日でした。

オンラインが優れているのではなく、どう使うかが大切なのです

オンラインを使って色んな事をしていると、オンラインって万能だって勘違いをしないようにしないといけないよな~って思います。
だって結局使うのは人間なんですから、使う側の気持ち次第で便利にもなるし面倒くさいモノにもなるのです。
すなわち一番大切なのは「どう使うか」なんです。

例えば ”金槌” があります。
この金槌を釘を打つときに使えばとても便利で役立つ道具になりますが、人の頭をこの金槌で殴ると犯罪になります。良くても傷害、悪くすれば殺人です。

結局道具は、そのものが便利とか不便とかってことではなく、どう使うかが一番大切なんですよね。

新しいものは”不用品”や”贅沢品”と呼ばれながら必需品になってゆきます

オンラインは新しい道具です。
って言っても、これまでにもスマホやミーティングアプリというような技術や道具はありましたが、私たちの生活であまり身近でなかったり必要でなかったものでした。
しかし今回の”新コロ”感染拡大から一気に必要性が高まり、いまやニュースタンダードになろうとしています。

そんな新しい道具ですから使い方なんてわからなくて当然ですし、どんな可能性があるかなんて皆目見当なんてつくはずもありません。
そんな中で1つはっきりといえるのは、オンラインはこれから必要不可欠になっていくだろう。。。ってか、今後の人々の生活や仕事や価値観を大きく変えてゆくのは間違いない事だと思います。

昔は黒電話しかありませんでした。それがファックスが登場し「そんなもの要らないやん。。」って言っている間に必需品になり、携帯電話が登場して「こんなものは贅沢品やん」って言っている間に欠かせない道具になりました。
スマホが登場したときには「携帯あるのにこんなもん必要ないやん」って言っていたのに、いつの間にやら生活必需品にまでになっています。
こんな風に新しいものは、最初は”なんかわからんもの”とか”贅沢品”とか”不用品”から始まっているんです。

よく解らないものだからこそ、気軽に遊んでみる事が大切なんです

新しい道具の便利さなんて使ってみないと絶対に分かりません。
それも1度や2度使った程度では分からないですよね。

電子レンジなんて最初は冷えた食べ物を温めるとかお酒の燗をするとか、そんな程度しか使われていませんでした。しかし今や”電子レンジだけでできるレシピ”みたいな本がいっぱい出版されています。
すなわち電子レンジを使ってみて、面白いやん!って思い、じゃあこんなことは出来ないのかな?とか、だったらこんな事も出来るんじゃない?みたいにして試してみたから可能性が広がり出来る事が増えて行ったんです。

これって一言で言うならば、遊んでみているとか試してみているってことに他ならないと思うのです。
難しく考えるのではなく、こんなん出来ないの?って遊ぶ感覚で、いや、、、遊びに使ってみるってことが一番大切なんだと思うのです。

遊びの感覚で楽しんでみるのが一番成長につながります

新しいものはわからなくて当然です。これは老いも若きも子どもも同じです。
しかしそんな中で「子供は新しいものはすぐに使いこなす」と言われるのは、使いこなしているのではなく、分からないなりに遊んでいるから使えるようになっているのです。
まさしく「習うより慣れろ」なんです。

分からないなりに色々使ってみる。すると徐々に使い方が分かってきたり、あっ、こんなこと出来るんじゃない?ってアイデアが浮かんでくるのです。

「遊ぶ」ってことに勝る学びは無いと私は思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。