会議の開催に際してSNSやネットに依存しすぎると、物事が良い方向に進まなくなってゆきます
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日は朝から、私ども光風流の会議を開催しました。そんな中で、会議の開催の仕方というか、リアル並びにネットを使った会議の開催にあたっての注意点という事についてお話をさせて頂いたので、今日のブログではその事について忘備方々取り上げたいと思います。
スマホの登場で激変した、人と人の距離感
スマホが登場して20年弱、この間に世の中のあらゆることが大きく変化しました。今ではネット環境があればメッセージのやり取りはいつでもできますし、テレビ電話で話をしたりすることはできるので、距離は関係ない時代になっています。なので会えない期間や距離感ってあまり問題ではなくなりました。ただしあくまでも"あまり"です。
だって、SNSをやったからと言って、会っていないのが会った事には絶対にならないんですから。
コロナ禍でオンラインが進歩したのは事実だが。。。
コロナ禍で、オンラインの会議やオンラインでの仕事、オンライン飲み会まで、様々なモノがもてはやされ、一気に身近になりました。がしかしコロナ禍を過ぎて、オンライン飲み会なんて今もやっている人はいないでしょうし、今ではSNSやネットを事業の中心に行なっている会社が、オンライン出社やオンラインでの会議をどんどん止めていっているのを見ていると、オンラインではまだまだリアルに勝る事は出来ないという事なんだと思います。
私が光風流の会議で求めているのは「化学変化」です
私が思う理想の会議は、出席者がそれぞれに意見を出し合い、その事によって議論が生まれ、その結果化学変化が起こって議論が深まったり新しい発想に結び付いたりするものです。
ちなみに私の中では、連絡や報告を一方的に行うものは会議ではなく連絡会だと思っています。それこそ連絡会ならば一々集まらずに書類を送るとかすればそれで充分なんですから。
なので私は、光風流の会議に役員さんが出席してくださっているのに、一言も自分の考えなど発言されないのは罪だと思っています。だって一言も言わないということは、そこに居ないのと同じなんですから。
会議の場所まで来る移動にかけた時間と経費を無駄にしている罪、そして会議に出席している間の時間を無駄にしている罪が、一言の発言も無いと生まれてしまうという事です。
ネットを過信せず、適切に役立てる
人と人は、会って交流を深めるのが基本だと私は思っています。これはネット環境がいくら整おうとSNSがいくら進歩しようと、絶対に変わらないと思います。そしてこの事は、ネット環境やSNSなどが便利になればなるほど、益々大切になっていると思います。
けれどここで間違えていけないのは、いくらネット環境やSNSが便利になっても絶対にリアルに勝るものではないという事です。顔を合わせて話す。相手の息づかいや熱さを感じる。これは絶対に原点です。
だからこそ今の私たちは、ネットやSNSを過信してはいけないと思います。だって過信してしまうと、まさに諸刃の剣として我が身を傷つける道具になってしまうのですから。
会議だけに限らずあらゆる場面において、リアルを大切にしながらその足りない部分をネットやSNSで補うように上手に役立てる事こそが重要だと思います。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。