世の中が今年の2月以前に戻ることは絶対にありえません。ならば前に向いて手探りでいいので一歩ずつ前に進むしかないのです

こんにちは、内藤正風です。

「緊急事態宣言」がだされて、これまで日常として行なっていたものが無くなったり変化したりして毎日を過ごす世の中になり、5月6日までは外出を自粛した中での時間が過ぎてゆきます。

そんな中、私は思うのです。5月6日になったからと言ってコロナの感染者が「0」にはなっていないでしょうし、たぶん今と状況はあまり変わっていないんだろうなぁ。。と。
いやもっというと、”新コロ”の治療薬やワクチンが出来るまではこのままの状態が続くのだろうなぁと思っています。

今は生き残ることと、新しい可能性を模索すること

ってことは、今の状況の中で新しい可能性を模索したり、見つけたりしないと絶対にダメなんだと感じます。だってこんな状況が1年近くも続いたら、今を乗り越えることをまず考え無いといけないんですから。

そしてもう1つハッキリといえるのは、もう世の中は、今年の2月以前の状態に戻る事は絶対にありえないんだなって感じます。
多分5年後10年後には「”新コロ”以前」と「”新コロ”以降」というような言い方をされるくらいに世の中って変わってしまうんだろうなって思います。

いけばなは人々の生活とともに歩んできた

”いけばな”は、人々の生活と共に進歩し移り変わってきました。人々の価値観、人々の生活様式、社会情勢、そういうものに大きな影響を受けながら約700年の歴史を積み重ねてきているのです。

第2次大戦後の高度成長時代、明治維新による外国文化の影響、江戸期の太平の世、戦国時代から室町期、大きな節目がこれまでにあったのですが、今回の事は、これまでと同じではなくこれまでの節目とされるものよりも比べ物にならないほど大きな変化だと思います。

正解なんて誰にもわからない

そんな中で、今私なりに出来る事に取組み、教室の開催や各地の支部で開催している講習会や、家元において開催してきている講習会やセミナーなども、今出来る事を取り入れながら行なっていこうと思っています。

会議などは、zoomなどのミーティングアプリを使用して行うように移行をしています。講習会などもこのアプリを使って開催する事にしています。
っていっても、これまでそんな形では会議も講習会も行なってきていなかったのですから、全てが模索の状態です。
やってみて慣れてゆく。やってみて新しい発見がある。やってみて気づきがある。そういうことをこれから光風流の皆さんと積み上げてゆこうと思っています。

「したことない」とか「わからない」は、これから通用しない

これからは「そんなんしたことないから分からない。。」は不要だと思います。だって何も分からない、そしてどうなるか予測すらできない新しい時代に私たちは放り出されちゃっているのですから、新しい事をするのに、分かっている人なんていないと思うのです。

しかしそんな中で1つだけはっきりしているのは、分からない事や未経験の事にこそこれから生き残ってゆくために必要な何かが存在しているのです。

「わしゃ止まったら死ぬんじゃ」は真理

未来がどうなるかわかっている人なんてだれ1人もいません。
どうしたら正解なのかなんてわかりません。ってか、そもそも正解なんて無いんだと思います。
マグロの様に、動き続けるしかないんだと思います。はい、止まったら死ぬんです。そう思ったら寛平ちゃんの「わしゃ止まったら死ぬんじゃぁ~」ってギャグは、真理だったんだなって思います。

そんなことを、動画の編集をしたりzoomの使い方やアイデアの情報収集をしながら思ったので、今日のブログに書いてみました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。