イタリアンBBQの時に調理をしている金子文紀シェフを見ていて思った、基本をしっかりマスターしているからこそ自由に変化や応用をすることが出来るという事

こんばんは、内藤正風です。

今日は午前中お出掛け、お昼間に会合、そして午後からお出掛けして、今やっと事務所のパソコンの前に座りました。

私の一押し!!滋賀県にある鶴喜蕎麦、お出掛けしたときに食べてきたのですが美味しかったです。

イタリアンBBQを開催して感じた「基本って大切だな~」ってこと

先日、友達の金子文紀シェフに光風リゾートに来てもらって、イタリアンBBQをしたのはご存知の方も多いと思います。
あっ、ご存知ない方はコチラのブログを読んで頂けると、当日の様子が分かります。
最高の時間を過ごすことが出来た”イタリアンBBQ”。けどこれは最高のシェフと最高の仲間たちが集まったからこそできたのです

このイタリアンBBQの時に、文紀シェフが調理をしている様子や、出来上がってくるお料理を見ながら、「やっぱり基本が大切だし、基本がしっかりしていれば自由に変化応用することが出来るんだなぁ」って改めて感じたので今日はそんなことについて書きたいと思います。

「基本」は堅苦しく面倒くさい存在ではない

いけばなには「型」というものがあります。
多くの皆さんが「型」と聞くと、堅苦しいとか窮屈と言うイメージを持たれるようですが、実は全く違うってことをご存じでしょうか。

「型」とは言い換えるならば「基本」です。
「基本」というのは一見すると地味で退屈です。しかし本来「基本」というのは様々な事柄の大元の部分に関わりがあり、何をするにも不可欠になる存在の事を言うのです。
そして少し言い方を変えるならば「基本」と言うのは1つの事を行う上で必要な土台となるものであるのです。

基本がしっかりしているから色々な事が出来る

今回のイタリアンBBQでは、一般的にイタリアンを食べに行ったときに見かけるようなメニューってとても少なかったです。
どちらかというと、こんなの初めて見る!こんなの初めて食べる!!っていうメニューが大半でした。

そんなお料理を作ってくれた金子文紀シェフは、ディアモクッチーナというイタリアンレストランを西宮市で経営されているオーナーシェフで、イタリアで料理の修行もしてこられている料理人なんです。
なのでこんな言い方をするのはとても失礼かもしれませんが、普通に調理をしたらムッチャうまいです。
短時間であっという間に調理をし、お客様に合わせたメニューをドンドン作り上げてゆきます。
プロのシェフですから、魚をさばいたり野菜の下ごしらえをしたりなど、素人が太刀打ちできないレベルなのは言うまでもありません。美味しいのも当然です。すなわちこれが「基本」にあたると思うのです。

人よりも格段に「基本」を習得しているからこそ、その上にこれまでの経験や自分なりの閃きをプラスすることでオンリーワンのお料理を生み出し皆さんを感激させることが出来るのだと思うのです。

基本的な調理すら出来ない人が、他にはない新メニューを生み出す事なんて絶対に出来ないとおもいます。

「基本」は自分の魅力を発揮する為の土台であり、自分らしさを表現する舞台なのです

いけばなでも同じです。
「基本」と言うのは「土台」です。

「土台」が大きくシッカリしていればいるほど、お花で出来る事が増えると共に可能性が広がります。
色々な場所で、色々な材料にあわせて、色々な器を使って、その機会に相応しいお花を生ける事が出来るのです。
自分のしたいと思ったことや、イメージを形にする事が自由自在に出来ると言う事です。
すなわちそれは楽しみが広がるという事に他ならず、自分らしさを表現するためには必要不可欠な土台でもあるのです。
これってお仕事や日頃の生活でも同じことが言えますよね。

「基本」って実はとっても大切なものですし、自分の可能性を広げる土台であり舞台なのです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。